土ドラ「個人差あります」メインビジュアル完成！　夏菜、新川優愛、白洲迅のクランクインレポートも

資料提供=東海テレビ放送

ある日、夫が女性になったら…⁉
夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演する土ドラ『個人差あります』は、
突如、性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。
異性化する夫役を夏菜（女性）と白洲迅（男性）が、二人で一役を演じ、
戸惑う妻を新川優愛が演じます。

原作は「喰う寝るふたり 住むふたり」「モンクロチョウ」などで知られる日暮キノコ。
突拍子もない設定を通じて多様性に迫る社会派エンターテイメントです。

季節外れの寒波が襲う6月、撮影初日からクライマックスに!?

クランクインは６月中旬。この時期なのにカイロがほしくなるほど寒い早朝の撮影。
出産後初の連ドラ出演となる夏菜は、スタッフと談笑。
「けっこう太ったけど、割とすぐに戻ったよ」と産後のエピソードを交えながら、
現場を盛り上げていました。

一方、ベンチコートをまとった新川優愛も穏やかな表情でスタンバイ。
「磯森晶役の夏菜さん、磯森苑子役の新川優愛さんです！」スタッフが紹介すると、
２人は大きな拍手で迎えられ、「よろしくお願い致します！」と応えました。

ファーストシーンは、第１話、磯森家の玄関から。
自宅で突然倒れ、瀕死の状態から「異性化」で女性の体になった晶（夏菜）が、
苑子（新川優愛）に連れられ病院から帰宅するくだり。

さらに、部屋では苑子が晶にブラトップとショートパンツを用意し、
「バンザイして」と、メジャーで胸のサイズを測り出す。
「ブラなんかいらねーし」と、戸惑う晶。

夏菜は今回“心は男性”という設定で、男言葉で話すセリフや振る舞いが多いが、
「男っぽさが大げさな感じにはならないように気を付けています」と。

もうひとりの主演、白洲迅が現場に到着すると、衣装のスーツに着替えて登場。
彼が初めて撮影に挑むのは、冷めた夫婦関係が垣間見えるワンシーン。
妻・苑子との夕食中、激しい頭痛に襲われて廊下に倒れる、
ドラマ上、最重要かつクライマックスのシーンです。

「まだワンシーンしか撮ってないけど・・・」と笑う白洲は、
倒れ方を何度も監督と確認して撮影。その後、救急車で病院に運ばれた晶は、
瀕死の状態から「異性化」した別人の姿へと変貌を遂げていきます。

キャッチコピーは『夫が女になっても愛せますか？』

「個人差あります」のポスターは、原作の世界観を大切にしつつ、
「２人で一役」を演じる夫婦模様と苦悩を秘めた世界を大胆に描いたもの。

撮影スタジオは、カメラセッティングに加えて“鏡”が置かれ、不思議な雰囲気に。
デザイナーは「昔からファンタジーの象徴であり、真実を写し出す道具としても
使われる“鏡”を使い、夫婦の関係性などを表現できれば」と話します。

最初にスタジオに現れたのは、新川優愛。
鏡越しに憂いを帯びた表情の苑子を表現し、スタッフも
「モノクロにしても素晴らしい美しさ！」と感動します。
カメラマンが「もっと鏡越しにカメラを見て」など指示を出し、新川は的確に表現。
「悩んでいる感じがとてもいいですね」とプロデューサーもベタ褒めに。
夫の“異性化”で女性の姿になり、その変化を受け入れて夫婦を続ける
苑子の心境が垣間見えた撮影でした。

続いて登場したのは夏菜と白洲。鏡越しに表裏一体となる表現がポイントです。
デザイナーが「夏菜さんと白洲さんの手が合わさってないといけないので…」と
レクチャーすると、夏菜と白洲が向き合い、互いの手を合わせて撮影する場面も。

夏菜にポスター撮影の感想を聞くと、
「鏡を使う撮影と聞いて、珍しいしちょっと不思議な感じでした。
現場では（二人一役のため）なかなか白洲くんと一緒になることがないので、
手を合わせたりしてコミュニケーションが取れて楽しかった。
どんな仕上がりになっているのかとても楽しみです」と答えてくれました。