資料提供=東海テレビ放送
いよいよ12/10に最終回を迎える、大地真央主演『最高のオバハン中島ハルコ』。
長良川鵜飼や刀鍛冶など様々な“絶滅危惧種”を救ってきたハルコが
最後に挑むのは「岐阜県・飛騨市」。
これまでにない大きな相手に、“オークション”を提案したハルコ。その狙いは何か?
レギュラー陣のクランクアップ・コメントが続々到着!
そこには最終話を読み解くヒントも?
「このシャツ、着たことあるぞ!」今野の指摘にスタッフ驚愕!?
一足先にクランクアップを迎えたのが、いづみ(松本まりか)が勤める
食事の友社「グルメシ!」編集長・尾石初郎役の今野浩喜。
その日は都内で、第6話~10話の“編集部シーン”の撮影が行われた。
尾石の衣装と言えば、柄シャツ&焦げ茶のボトムにサスペンダー。
その日もシーンが変わる度に柄シャツだけを着替えていくスタイルで撮影は進んだ。
撮影合間も飄々と仕事をしていた今野だったが、
第10話の衣装を見た途端「これ、着たことあるぞ!」と。
前作の撮影は1年以上も前のこと。
「よく覚えていましたね!」と今野の記憶力にスタイリスト他スタッフが驚き、
作品への愛情を感じさせる一幕となった。
「すみません、シーズン2もラクし過ぎて(笑)」
そして迎えたクランクアップ。挨拶にたった今野、
「すみません、なんかシーズン2も俺だけラクし過ぎていて(笑)」と謝罪からスタート。
「実は、愛知ロケに行った時に初めて、俺以外の皆さんが長期地方ロケをしていて大変なんだということを知りまして。俺自身はラクなドラマだと思っていたので(笑)。この後もまだまだ撮影があるということで、皆さん好きですね、撮影が(笑)。すみません、変なことばっかり言っていますが、皆さん、どうもありがとうございました」
続いては“ハルコの助さん格さん”こと大谷役の合田雅吏と若杉役の蕨野友也。
「一番思い出に残っているシーン&現場エピソード」「この作品を一言で言うと」
「いま視聴者へ伝えたいこと」など3か月強に及んだ撮影を振り返ってくれた。
蕨野友也「信長ハルコは生きている!」
<蕨野友也インタビュー>
「思い出に残っているシーンは、やはり“信長の格好をされた大地さん”。あれはかなりパンチが強かった。朝“あの状態”で現場に来られた時、あまりにも男前過ぎて最初、大地さんだと分からなかった。「サマになっている」というか「生きている」と思いましたね。
この作品を一言で言うと「知(ち)」。台本から知ることも多いですし、地方ロケで知ることも多かった。毎話のゲストの方やスタッフの方など1つのドラマを作っていく人たちを知ることで良い現場が生まれると思い、僕自身も“冷静に物事を見ている若杉役”の目線でさまざまなことを知るよう取り組んだ3か月強でした。最終話はハルコ先生が強烈にパワーアップしています。我ら“令和の水戸黄門”は必ずしも悪を成敗するためでなく、あくまでも守りたいものを守るために先生が動き、それに我々が付き従う。岐阜のなくなっては困るもの、知っているようで知らないことをドラマで詳しく描いているので楽しみながら見つつも、そこに興味を持ってもらえたらうれしいです」
合田雅吏「この作品は第2のファミリー」
<合田雅吏インタビュー>
「思い出に残っているシーンは、神々しいまでの“大地さんの信長姿”が一番です。自分の役で挙げるとすると、ハルコクリニックの休憩室、通称“秘密の小部屋”でのシーン。あの部屋は若杉と大谷にとっての仕事場。若杉はパソコンを持って何かやるという動きがあるのですが、大谷は「何をやろうか?」と。現場でスタッフからは何の指示もなかったので、勝手にお茶を淹れたり、お菓子を用意したりしていたら、結果それが採用されて、以降あの部屋でやることは完全に僕に任されてしまった(笑)。でも、それがすごく自分的には面白かったし、大谷の料理好きというキャラ設定を強化することにつながりましたね。
思い出に残っている現場エピソードは、ワラビー(蕨野)と本当の裸の付き合いができたこと(笑)。第1弾の時は同じホテルで1つしか大浴場がなかったから、行けば会うという感じでしたが、今回は、たとえば第6話で撮影&宿泊した下呂温泉『水明館』には3つの大浴場がある。僕らは大体同じタイミングで撮影が終わるので、それぞれの部屋に荷物を置くと「じゃあ、風呂どこ行く?」なんて待ち合わせて行くようになりましたね。
この作品を一言で言うと「第2のファミリー」です。大地さんを頂点とした“ハルコ・ファミリー”という大家族で旅をしていたようで、本当に楽しい3か月強でした。ここに参加できて良かったし、またこのメンバーで集まれると信じています。
最終話もどこかハチャメチャのようで、日本が現在進行形で抱える問題を本当に気持ちよく斬っているお話になっています。みんなが心のどこかで疑問に思っていることを解決してくれるから、笑って見ながら少しホロッとして終われる、本作のような展開が日本のどこかで今後出てきたらいいなと思うほどです。ハルコ先生が海藤(佐野史郎)さんに「政治家にとって一番信じるべきもの」を問う場面があるのですが、ハルコ先生の答えに感心! きっと見ている方も同じ気持ちになれると思うので、楽しみにしていてください」
まさかのIR招致に向け、ハルコ(大地真央)はチャリティーオークションの開催を宣言! そんな中、出品する品が盗難被害に遭う。さらに地元の祭りも主役となるはずの花嫁花婿が突然キャンセルしたことで開催危機に! いづみ(松本まりか)は祭りを楽しみにしている市民のために自ら花嫁になると言い出すが……。不穏な空気の中、オークションが始まる。衆議院議員の海藤(佐野史郎)、菰野(南圭介)、内閣府顧問の遊田(金剛地武志)、飛騨市長の植木(渡辺正行)と職員の里恵(真飛聖)が勢ぞろいする中、最後のハルコ節がさく裂!? 政治家も市民もまるごとぶった斬る堂々の最終回。
※放送時間は通常より30分遅い24:10スタートです。
【出演】大地真央 松本まりか 合田雅吏 蕨野友也 飯田基祐 今野浩喜 佐野史郎
【最終話ゲスト】真飛聖 渡辺正行
【放送日時】2022年12月10日(土)24時10分~25時05分
【原作】林 真理子 『最高のオバハン』シリーズ(文春文庫刊)
(『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』
『最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!』)
【脚本】西荻弓絵
【音楽】鈴木ヤスヨシ
【主題歌】ENHYPEN「Make the change」(ユニバーサル ミュージック)
【オープニング】大橋ちっぽけ「ソリスト」(ユニバーサル ミュージック)
【監督】渋谷未来(ジ・アイコン) 金子与志一 山田信義
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ) 古林都子(ジ・アイコン)
【制作著作】ジ・アイコン
【制作】東海テレビ