「ようこそ、わが職場へ!」2サスの帝王・船越英一郎、ついに「崖」に降臨!『テイオーの長い休日』

ドラマ

資料提供=東海テレビ放送

2 サスの“帝王”船越が、仕事のない偏屈な 2 サスの“テイオー”熱護大五郎を演じ、
悩める人々の背中をガツンと押すヒューマンコメディ、
土ドラ『テイオーの長い休日』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)。

残すところ2話となり、「ひねりが毎回すごい効いている!あと15年くらいみたい!」
「ずっと続いてほしい けど、熱護さんの出演作なくなっちゃうか。シリーズ化希望」
「意外などんでん返しがお見事すぎる、あと2話で終わってしまうなんて」
と早くもテイオーロスを心配する声も上がってきている。

そんな中、往年の船越ファン、2時間サスペンスファンに朗報が飛び込んできた。
『テイオーの長い休日』の ロケがついに「崖」で行われたのだ。
2サスといえば誰もが思い浮かべる「崖」。
そこで行われたロケは、どのようなものだったのか?
2サスの帝王・船越はどのようなふるまいを見せたのか? 密着レポートをお届けする。

「ようこそ、わが職場へ!」船越は両手を広げ、良く通る声でそう言った――

関東地方の上空に梅雨前線が停滞し、天候が不安定になっていた6月のある日。
「崖」の上に集まった制作スタッフたちは、撮影の準備を着々と進めていた。
雲行きは怪しく、万が一雨が降り始めたら、撮影が進められなくなる。
天気よ、なんとかもってくれ!と、誰もが胸の中で祈っていた。

そうした切迫した空気感を変えるような、スタッフの声が響く。
「船越さん、入ります!」
撮影ポイントから数100m離れて駐めてあったロケバスから、
支度をすませた主役・船越英一郎が、黒のトレンチコートを身にまとい颯爽と歩いてくる。
作業をしていたスタッフが全員手を止め、「おはようございます!」と出迎える。
その挨拶を聞いた船越が両手を広げながら、よく通る声で応えた。
「ようこそ!わが職場へ!」

そう、その崖こそは、船越がかつて 2 時間サスペンスの撮影で、
幾度となく訪れていた“思い出の場所”。
ある時は真犯人がそこへ追い詰められ、ある時は人質も共に引き回され、
そして凄惨な事件の真相が 犯人や主人公の口から解き明かされることとなった
あの“崖”に他ならない。

千葉県銚子市のその「崖」は東洋のドーバーとも言われ、
雄大な景観と地質学的な価値から国名勝・天然記念物に指定されている。
江戸時代には歌川広重の浮世絵にも描かれた由緒ある「崖」であり、
2サスのロケ地としても数限りなくロケ隊が訪れている伝説の「崖」である。

懐かしい“古巣”に、いま再び足を踏み入れた船越。
「ここはさぁ、もう数えきれないほど来てるんだよ」
旧友との再会を果たしたような船越のやわらかな表情が、とても印象的だった。

いざ撮影かと思いきや、制作スタッフの口からもうひとつのビッグニュースが!
「本日、船越さんからカフェ・カーの差し入れがございます!」

念願のカフェ・カー差し入れは、伝説の崖ロケで!

実は船越が現場にカフェ・カーの差し入れをする、というのは有名な話だという。
だが 4 月末にクランクインして約2ヶ月半。
船越が “カフェ・カーの差し入れ” をできるタイミングは皆無だった。
これまで、ロケ地として使用してきたのは、ビルが密集するオフィス街や
閑静な住宅街だったため、車を駐車するスペースが確保できなかったのだ。

「今回はないかもしれないな」 そんな声がスタッフからも聞こえ始めていた中、
ついに伝説の崖ロケで、 念願の差し入れが叶えられた。
いや、むしろ崖+カフェ・カーというこれ以上ないビッグサプライズに、
共演者とスタッフ全員の士気は最高潮となったのは間違いない!

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現場を取り仕切る「崖マスター・船越」の本領発揮!

さらに“崖の上の船越”の真骨頂は、現場でも発揮された。
太平洋の波に洗われるその崖で、かつていくつもの作品の撮影を行い、
「ここがわが職場」「ここは自分のテリトリー」と自認するだけあって、
船越の “崖マスター”ぶりはハンパない。

シーンを撮り進めて、カメラマンが次のカメラ位置を決めている時にも
「あ、こっちは少し降りても大丈夫ですよ!」
「あそこから向こうは危ないから、絶対行っちゃいけません」とアドバイス。
現場に居るスタッフの誰よりも、その“崖”に詳しい船越だからこそ、
説得力も安心感もハンパない。

さらに “撮影スタッフの役をやっている共演者”に声をかけ、
モニター用のヘッドホンをカッコよく耳にあてる方法をアドバイスをするなど、
絵作りに関しても気を使う “座長・船越” の活躍ぶりはまさに水を得た魚、
いや獅子奮迅の働きと言った方がよいかもしれない。

そして、その日の撮影のクライマックスシーン。
熱護が崖の上から海を見渡し、振り返りながら
「あなたが真犯人ですね」と決め台詞を言う設定のカット。

そこで真正面に眼差しを見据え、カメラにまっすぐ人差し指を突き付けながら
真相に迫るその映像は、まさに『ザ・船越』の真骨頂!
その場にいたスタッフ全員が惚れ惚れするシーンとなった。

普段の撮影とはまるで違った現場の空気感

昼過ぎからは雲が切れ、陽もさすようになってきた。
昼食休憩をはさみ、カフェ・カーでおいしい飲み物も堪能できて、
現場のスタッフ達の表情も明るくなる。
天気のせいだけでなく、この日はいつもと違う開放的な空気感に包まれていた。
というのも、この日は「熱護たちが崖で撮影を行っている」設定での撮影だったのだ。

通常の撮影は、画面内に撮影機材や制作スタッフの姿は、
絶対に映りこまないように行われる。
映っていいのは現場の背景と、演技をする出演者だけだ。
カメラの向く方向が変わる度に、その場にいる何十人ものスタッフは
一斉に「カメラの後ろ側」もしくは「カメラに絶対映らない場所」に
逃げるようにして位置を変えて、撮影を進める。

しかし、この日は “撮影現場のシーンを撮る” のが狙いのため、
制作スタッフはむしろ “映りこんで、場の雰囲気を作らなければならない” という立場。
カメラマンも撮影助手も監督も助監督もプロデュー サーも録音担当も美術さんも
ヘアメイクさん・スタイリストさんも、みんな“逃げる”必要がない。
誰もがスタッフとして実働しつつ、エキストラとして“出演”もする立場になっていた。

カメラ・照明機材のスタンド類や、映像チェック用のモニター機材、
俳優が休憩するための折り畳み椅子やキャンピングテーブルなども
カメラの死角に片付ける必要がなく、
すべてが、堂々とカメラに映りこんでいい“撮影用小道具”となっていた。

こうした “いつもとは違う撮影条件”、そして梅雨空で心配だった天候の好転、
さらに座長・船越の愛のある“差し入れ”の効果も相まって、
この日の崖ロケ全体が開放的でのびやかな雰囲気の中で進められた。

この素晴らしい崖ロケのシーンは、次回放送の7話からの展開を受けて、
最終回第8話のクライマックスで放送される。
船越といえば2サス。2サスといえば “崖”。その極めつけとも言える場面が、
どのように映し出されるのか?
そもそも熱護はどういう流れでこの撮影現場に登場するのか?
俳優としての仕事オファーが来て、長い休日に終止符が打たれることになるのか?
シリーズのグランドフィナーレへ向けて、
物語がさらに大きく動いていく7話と8話に注目したい。

(第 7 話はいつもより 10 分遅い 7 月 15 日(土)よる11:50~、
第 8 話は 7 月 29 日(土)よる 11:40~
※7 月 22 日(土)は「FNS27 時間テレビ」放送の為、休止)

【第 7 話あらすじ】
ゆかり(戸田菜穂)のために、寿(前川泰之)の本心を解き明かした熱護(船越英一郎)。熱護という男をゆかりも段々理解できるようになってきていた。そんな中、事務所の社長・城戸(木場勝己)が映画の出資詐欺に遭い、オリプロは多額の負債を抱えてしまう。そこにIT会社の社長・北條(大浦龍宇一)が現れ、事務所の経営権を譲れと言い出す。まるで仕組まれていたような買収劇。 そんな中、城戸が倒れてしまう。慌てて熱護に知らせようとしたゆかり(戸田菜穂)だったが、熱護はすでに城戸の入院先の病院に駆けつけていた。ふたりで初めて取った仕事の話を淡々と話す城戸。そんな城戸に熱護はある決意をする。「この家を手放すことにした」家も財産も、俳優としての名声も全てを捨てる覚悟を決めた熱護。驚くゆかりたちをよそに、熱護はそのまま行方をくらませてしまう。事実無根のネット記事が出回り、ゆかりは芸能リポーターに突撃取材をされるも、熱護を信じることしか出来ない…。そんなクライマックス目前、ついに大物俳優・桐林藤吾も登場!? 世紀の大どんでん返しは起こるのか!?
【出 演】 船越英一郎 戸田菜穂 今井悠貴 宮下結衣 石原颯也 平野絢規/
白石隼也 久保田磨希 前川泰之 木場勝己
【放送日時】 2023 年 7 月 15 日(土) 23 時50分~24 時45 分(予定)
【主 題 歌】 『素顔』 上野大樹 (cutting edge)
【OPテーマ】 『Bumpy』 Beverly (avex trax)
【ナレーション】 大和田伸也

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