ドルビーシネマ版 映画「ゆるキャン△」初日スタッフトークショーレポート

アニメ

©あfろ・芳文社/野外活動委員会
資料提供=スロウカーブ

TVアニメ第1作目が2018年1月から放送スタートし、
キャンプブームを巻き起こした『ゆるキャン△』。
シリーズ最新作・映画『ゆるキャン△』が興行収入10億円を突破し、
全国大ヒット上映中です。
本作のDolby Cinema™(ドルビーシネマ)版が9/30(金)より上映開始。

初日には上映前トークショーが東京・丸の内ピカデリー Dolby Cinema™にて行なわれ、
アニメーションプロデューサーの丸亮二氏と、株式会社キュー・テックHDRカラリストの
今塚誠氏が登壇。Dolby Cinema™版が生まれた経緯や映像の魅力について語りました。

最初のあいさつでは、丸氏が
「本作をこんなに長いこと見てもらえるとは思っていなかったです。
今回のDolby Cinema™版では、しっかり技術の方に入っていただいた
新しいバージョンをお客さんに観ていただけて、うれしいです」、
今塚氏は
「これまで上映されてきた作品の“延長”という位置づけで、引き続きお届けします」
とそれぞれコメントしました。

さらに丸氏は
「配給元の松竹さんや製作委員会の幹事会社であるフリューさんと
『(ゆるキャン△の世界観が)ドルビーにマッチするんじゃないか』
という話になったのが発端です。作業に関してはテレビシリーズにおいて
VTR編集などでお世話になったキュー・テックさんにお願いすることになりました」
とDolby Cinema™版が生まれた経緯について説明。
話を持ち込まれた今塚氏は
「元々自分も『ゆるキャン△』は新技術に向いていると思っていたので『来たな』と」
と、うれしく思ったことを語りました。

「『ドルビー』と聴くとどうしても『ドルビーサラウンド』を想像し、音響周りが
向上するのかと思ってしまいました(笑)。今回は勉強になりました」と丸氏。
そして、ここからは今塚氏による、技術についてのレクチャーがスタートします。

今塚氏いわく、
Dolby Cinema™は『ドルビーアトモス』と『ドルビービジョン』にわかれており、
『ドルビーアトモス』に関しては、聴衆者を取り囲むように音声を出力し
(「7.1チャンネル」)、立体的な音になる技術。
一方、映像にまつわる『ドルビービジョン』は最暗部の黒から輝く白まで、
幅広く映像を表現できるそうです。

丸氏は「例えば、夜のキャンプのシーンは『通常版』では真っ黒に見えているのですが、
実は背景さんが細かいところまで描いているんです。『ドルビービジョン』では
そのあたりもはっきりと見ることができるのがすごいところです」と説明。

他にも黒を基調としたシアターデザインや、シアターのエントランスに
特別映像を投影し、世界観を演出できるという特長があるとのこと。
また、「本作は人や物を描く『実線』にこだわりがありまして、
細い線と太い線を意図して強弱をつけているんです。
『ドルビービジョン』ではそれをよりくっきり出せるので、
質の高い映像になっていて面白いです」と付け加えました。

最後はこれから本作を楽しむ観客に向け、
今塚氏から「Dolby Cinema™ならではのクオリティになっています。
没入感をたっぷり味わってください。」、
丸氏からは「アウトドアの暗みと光の柔らかさが随所に描かれていると思います。
グレードが上がったものをお見せすることができるのがうれしいです。
楽しんでください!」とメッセージが贈られ、ステージは終了しました。

Dolby CinemaTM版 映画『ゆるキャン△』は、全国7つのDolby CinemaTMにて上映中。
最先端のプロジェクションシステムにより鮮明な色彩と幅広いコントラストが
表現される映像と、5.1chから7.1chへと音域を拡げたサウンドで
映画『ゆるキャン△』を楽しみましょう。

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Dolby CinemaTM(ドルビーシネマ)版 映画『ゆるキャン△』
初日スタッフトークショー 開催概要

【日 時】9月30日(金)
【場 所】丸の内ピカデリー Dolby CinemaTM
【登壇者】丸亮二(アニメーションプロデューサー)、
今塚誠(株式会社キュー・テック HDRカラリスト)
◆ドルビーシネマ版 映画『ゆるキャン△』とは
高輝度・高コントラストな映像を実現する4KHDR映像技術である
ドルビービジョンにあわせて、
HDR仕様のカラーグレーディングを改めて実施。
通常視認できなかった、映像が本来持っていた背景・美術の細部まで
再現されるほか、

黒味部分のクリアなコントラストや光の明るさの幅が豊かに表現される。
また音響は5.1chから7.1chへと音域を拡げ、
映画『ゆるキャン△』の世界観により没入することができる。
▼『ゆるキャン△』シリーズ 最新情報

【映画『ゆるキャン△』公開情報】
全国大ヒット上映中!
Dolby CinemaTM版 映画『ゆるキャン△』 絶賛上映中!◆Dolby CinemaTM上映シアター = 全国7館
[東京]丸の内ピカデリー
[埼玉]MOVIXさいたま
[神奈川]T・ジョイ横浜
[愛知]ミッドランドスクエア シネマ
[大阪]梅田ブルク7
[京都]MOVIX京都
[福岡]T・ジョイ博多

◆チケット販売・購入方法
各劇場の通常販売スケジュールをご確認ください。

◆入場料金
劇場設定通常料金+Dolby CinemaTM追加料金
詳細は各劇場HPにてご確認ください。

【INTRODUCTION】
きっと誰かに伝えたい。
劇場だからこそ味わえる“観るアウトドア”がここにある。マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中の
アウトドア系ガールズストーリー『ゆるキャン△』。

山梨県や静岡県を舞台に、女子高生たちがキャンプに行く姿やその日常を描いた本作は、
原作者あfろ本人の経験・取材から生み出された現実感あふれるキャンプストーリーと、
作中で描かれるゆるやかな雰囲気で、2015年の連載開始当初から多くのファンを魅了。

原作コミックスは累計700万部突破。2018年にはTVアニメーションシリーズの
第一作目となる『ゆるキャン△』、2020年にスピンオフ作品の『へやキャン△』、
2021年に『ゆるキャン△ SEASON2』が制作され、
今なお続くアウトドアブームをけん引している。

そして2018年の制作発表から4年、最新アニメーション作品となる
映画『ゆるキャン△』がこの夏、ついに劇場にやってくる。

原作者・あfろ監修 完全オリジナルストーリー

高校時代、キャンプを通じて関係を育んでいった、なでしこ、リン、千明、あおい、
斉藤。

時を経てそれぞれの道を歩んだ5人が、とあるきっかけでキャンプ場を作ることに。
『ゆるキャン△』が演出する、自然の美しさや美味しい食事、
焚火を眺めるようなゆったりと流れる時間――。

「美味しいご飯を食べたり、きれいな風景を眺めたり、
温泉にゆっくり浸かったりして……明日もまた頑張ろう」

そんな気持ちになれるひと時の体験。
2022年の夏は、映画館で野外活動しよう。

【STORY】
これは、少し先の冬からはじまる物語。
志摩リンは故郷の山梨を離れ、名古屋のちいさな出版社に就職し、
一人暮らしをしていた。

とある週末、ツーリングの計画を立てていたところに、
高校時代の友人・大垣千明から唐突にメッセージが届く。
「今、名古屋にいるんだが」
山梨の観光推進機構に勤める千明は、
数年前に閉鎖された施設の再開発計画を担当していた。
「こんなに広い敷地なら、キャンプ場にでもすればいいじゃん」
そんなリンの何気ない一言から、動き出す千明。
東京のアウトドア店で働く各務原なでしこ、
地元・山梨の小学校教師となった犬山あおい、
横浜のトリミングサロンで働く斉藤恵那。
かつてのキャンプ仲間が集まり、キャンプ場開発計画が始動する。
キャンプでつながった五人が、今だからできることに挑む、
アウトドア系ガールズストーリーの幕が上がる。

≪STAFF≫
原作           あfろ (芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督           京極義昭
脚本           田中 仁  伊藤睦美
キャラクターデザイン   佐々木睦美
プロップデザイン     井本美穂  堤谷典子
メカデザイン       遠藤大輔  丸尾 一
色彩設計         水野多恵子(スタジオ・ロード)
美術監督         海野よしみ(プロダクション・アイ)
撮影監督         田中博章(スタジオトゥインクル)
デジタルワーク      C-Station digital
CGワーク         平川典史(M.S.C)
音響監督         高寺たけし
音響制作         HALF H・P STUDIO
音楽           立山秋航
音楽制作         MAGES.
アニメーション制作    C-Station
配給           松竹

オープニングテーマ   亜咲花「Sun Is Coming Up」
エンディングテーマ    佐々木恵梨「ミモザ」

≪CAST≫
各務原なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原 紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依

土岐綾乃:黒沢ともよ
各務原桜:井上麻里奈
鳥羽美波:伊藤 静
犬山あかり:松田利冴

各務原静花:山本希望
各務原修一郎:大畑伸太郎
志摩 咲:水橋かおり
志摩 渉:櫻井孝宏

刈谷:利根健太朗
編集長:青山 穣
小牧店長:依田菜津
白川:上田燿司

ナレーション:大塚明夫
ほか

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