資料提供=東海テレビ放送
内田理央が演じる稀代の悪女・蒲生美智留が美貌と天才的な話術で人の欲望を刺激し、次々と地獄へと陥れていく震撼のサイコサスペンス、土ドラ「嗤う淑女」(東海テレビ・フジテレビ系)。
第6話では美智留がついに逮捕されるという衝撃な展開だったが、最後がフリー週刊誌記者・武田良平(武田航平)の妄想オチだったことで、SNS上でも《どこから妄想だったの?もう一回観ればわかる?》《全部妄想だったの?!まじで?怖っ!》《世にも奇妙な物語を彷彿させる不気味さのあるストーリーで面白かった》《どんでん返しヤバい、見てて楽しい!》などと予想外の展開に驚いた声で溢れた。
また劇中劇となった美智留と恭子の芝居には《松井玲奈さんの二刀流変化球多彩な演技が凄すぎて・・・。あんな演技幅あったのね。》《美智留の怖さは清々しさすら感じるけど、恭子は得体の知れない怖さがある》と改めて二人の演技力の高さが話題となり、今後の期待が高まった。
9/7放送の第7話からは「嗤う淑女」も最終章へ突入! 美智留(内田理央)の父親を殺したのは自分ではなく美智留だったことを知り、ついにマインドコントロールが解けた恭子(松井玲奈)が覚醒。美智留と敵対することに・・・。そんな中、恭子はある決意をもって美智留に自分の実家で共同生活することを提案する。恭子の実家では、就職活動に失敗した弟・弘樹(前田拳太郎)が、両親と3人で暮らしながら、父親が経営する産廃処理場を手伝っていたが、小遣い程度の給料しかもらえない上、父には仕事の失敗を叱責される毎日。弘樹は徐々に家族への不満を募らせている。そんな中、恭子が美智留を連れて実家に帰ってきたことにより、衝撃的な展開へ。美智留と覚醒した恭子による、「悪女」と「悪女」の戦いが始まる! 果たしてだまし合いの行方はいかに?
今回は様々な鬱屈した思いを抱える野々宮恭子の弟・弘樹を演じる注目のイケメン俳優・前田拳太郎にドラマの見どころや自身について語ってもらった。
前田拳太郎「すごい役がやってきた、というのが最初の感想です」
【役どころ】 野々宮弘樹(27)
家族から蔑みを受け、鬱屈した思いを抱える恭子の弟
――現場の雰囲気はいかがですか?
前田「みなさんすごくテキパキしていました。初めてご挨拶をした「衣装合わせ」の時から、すごくアットホームな雰囲気の現場です。僕は途中からのゲスト入りですが、すごく馴染みやすかったです」
――主演の内田理央さんの印象を教えてください。
前田「僕がクランクインした日に、初めてご挨拶をさせていただきましたが、その時に「大変なシーンがいっぱいあるけど、一緒にがんばろうね」と声をかけてもらい、すごく優しい方だと思いました」
――野々宮弘樹という役をもらった時の感想を教えてください。
前田「すごい役がやってきた、というのが最初の感想です(笑)。今まであまりこういう役をしたことがなかったので、すごく新鮮な気持ちで演じさせていただきました」
――ご自身の役の見どころは?
前田「弘樹は悲惨な運命を辿ります。どういう過程でその悲惨な運命になっていくのか? 弘樹はいろいろと苦労してきたところがあるので、その葛藤もみなさんに伝わればいいなと思っています」
――「野々宮弘樹」を演じるに当たって役作りのために苦労したところはありますか?
前田「弘樹の家族関係がうまくいっていないところはとても難しかったです。僕は弘樹とは逆で、家族とすごく仲が良くて、あまりケンカもした事がないくらいなので(笑)。母と二人で話すことも普通ですし、父と二人で飲みに行くこともあります。妹とは一緒にご飯を食べて、カラオケに行ったりもします。野々宮家とは真逆ですね(笑)。真逆だと考えたら、普段家族にしていることの逆をすればいいんだろうなと思いました」
――役に関して松木監督とはどんなことを話されましたか?
前田「弘樹がたくさんしゃべるシーンがあるのですが、そこは段取りの時から松木監督と話し合い、演技について細かくアドバイスをいただきました。いつもは人にうまく伝えることができない弘樹ですが、その時は不器用なりにしっかり伝えようとする意思を持って演じました」
役者をしていて、順位の出ないものだからこそ難しさも感じています
――ご自身と野々宮弘樹の似ているところは?
前田「ないですね。弘樹は自信過剰なところがありますが、僕はネガティブといいますか、自信がないタイプなので。強いて言えば・・弘樹は負けず嫌いですが、そこは似ているかもしれません。僕も負けず嫌いで、何でも一番じゃないと嫌で、とりあえず一番になるまでやりたいと思うタイプです。中学時代は、空手で全国優勝したいと思い、空手に打ち込んで中学3年生の時に全国優勝できました。大学時代は社交ダンスで優勝したいと思って打ち込んだ結果、大学1年生の時に全ての大会で優勝できました。僕は一番練習したら一番になれると思っているので、隙間時間があれば練習をしていました。それこそ丸一日練習していた時もありましたね。今役者をしていて、逆に順位の出ないものだからこそ難しさも感じています」
――学生時代の部活の経験が演技に活きているところは?
前田「空手の型と社交ダンスは人に見せるもので、表現するものという共通点があります。架空の相手と戦うのが空手の型なので、演技に近いものを感じます。自分がどういうふうに動いたら、どう見えるかということをよく考えていました。そういう意味ではどちらのスポーツも演技に通じるものを感じますので、やっぱり部活をやってきたことが演技に活きていると思います」
――もし実際に美智留のような悪女が目の前に現れたらどう思いますか?
前田「騙されると思いますね。この人は僕がいないとダメなんだ、と思ってしまうタイプなので、たぶん引っかかってしまうと思います。自分では気づかないと思うので、周りの友達が止めてくれると思います(笑)」
――様々な欲望を持った人物が登場しますが、前田さんのどうしても捨てられない欲望を教えてください。
前田「コレクター欲が捨てられないですね。アニメグッズなどをたくさん買ってしまいます。周りも僕がアニメ好きなのを知っているので、グッズをプレゼントしてくれるんです。だからアニメグッズがあふれかえっていて、行き場のないたくさんのアニメグッズで実家の自分の部屋が埋まっています(笑)。部屋に等身大のポスターを貼っていたり、ショーケースにフィギュアを何百体と飾っていたり・・次に引っ越しをする時は、いろいろと整理したいですね。なるべく自分の家のグッズを減らして、実家にコレクション部屋を作ろうと思っています(笑)。母に「やめて!」と言われていますが、そこは戦います!」
――役者として目指すべきところは?
前田「役者を始めたのが22歳だったので、やりきれていない役がたくさんあります。たとえば中学生の役などは年齢的に難しいですよね。もっと早く役者を始めていたら良かったなと思います。だから今できる役や芝居を、将来後悔しないように一生懸命やりながら、ずっと続けていけたらいいなと思います。声優にも挑戦してみたいです。声優なら年齢に縛られない若い役や外見にこだわらない役もできるので、幅広く挑戦できたらいいなと思っています。自分の好きな作品の好きなキャラは他人に取られたくないんですよ。誰かに渡すくらいなら自分でやりたいと思いますね」
――最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。
前田「この作品は美智留という悪女が、事件に関わるたくさんの人たちをマインドコントロールしていきます。言葉巧みに様々な人の弱みにつけこんで人生を狂わしていくのが、やっぱり面白いと思います。それぞれのキャラクター目線で見ていただけたら、いろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。まだまだ衝撃的なシーンもたくさんあるので、みなさん心して見てください!」
第7話ストーリー
刑事の麻生(大東駿介)から美智留の父親の死の真相を知らされた恭子(松井玲奈)は、美智留(内田理央)に、しばらく自分の実家で共同生活することを提案。美智留は了承する。美智留のマインドコントロールから解けた恭子には、ある決意があった。恭子の実家では、就職活動に失敗した弟・弘樹(前田拳太郎)が、両親と3人で暮らしながら、父親が経営する産廃処理場を手伝っていた。小遣い程度の給料しかもらえない上、父には仕事の失敗を叱責される毎日。弘樹は徐々に家族への不満を募らせている。そんな中、恭子が美智留を連れて実家に帰ってきたことにより、奇妙な共同生活が始まる。恭子は弘樹の境遇に同情的に接するが、美智留も弘樹に近づいてくる。二人にはそれぞれの思惑があって・・・。
内田理央&松井玲奈のクランクアップ後のホンネと「失敗」トーク!
9/7(土)に放送する土ドラ「嗤う淑女」第7話に先駆けて、9/2に配信された、ドラマを別角度で楽しめるスペシャルラジオコンテンツ「土ドラジオ 嗤わない淑女」。プライベートでも仲良しな内田理央と松井玲奈がドラマにちなんだテーマの元、ドラマの魅力や裏話、またそれにまつわるプライベートな話などを自由に、ゆる~くトーク! 今回は第7話をより深く楽しむために「失敗」をテーマにしたトークの中から一部をピックアップ。
松井 クランクアップから2週間たったけど、どうだった?
内田 もうね〜イキイキと生きてる(笑)。
松井 語弊があるよ。2週間前はイキイキしていなかったみたいに(笑)。
内田 違うの、違うの! やっぱり美智留として生きる時間が長くなっちゃうじゃない?内田理央として生きるよりも。だから美智留のことを考え、美智留のセリフを覚え、美智留の気持ちに寄り添いながら世界を生きていたけど、やっとそれが取れたから。
松井 今は内田理央として生きられる。
内田 そう、そうなの! だから美智留のかっこよさはなくなってしまいました・・・。
松井 ほわほわほわっとしている(笑)。
内田 玲奈ちんは?
松井 私はそんなに変化はなかったかも。逆に撮影が終わってちょっと寂しいくらい。毎週、早く土曜日にならないかなって楽しみにしている。
内田 わかる! 私達、放送が始まってからリアルタイムでドラマを見始めたじゃない。めっちゃ面白かったよね。
松井 面白い! こういうのって撮影をしている間に毎週放送があって、現場でスタッフさんたちと「何話はこうでしたね〜」みたいな話す機会があるんだけど、今回はクランクアップしちゃったから誰とも話せない(笑)。
内田 話せない。感想を言い合えない。
松井 自分の中に溜めるしかなくて、それが寂しいなと。でもいろんな人がドラマを見て感想を書いてくれているので、それを見るのが毎週の楽しみ。
「カニ」と「チョコスコーン」が食べられない? トラウマ級の失敗談とは?
内田 なんかありますか? 印象的な失敗?
松井 人生でいろいろ失敗はしてきましたよ〜。
内田 玲奈ちんに失敗っていう印象は一つもないけどね。
松井 本当に?
内田 失敗するの?
松井 今で言うと、今日マネージャーさんに渡さなきゃいけない領収書を家に置いてきた・・・。
大失敗(笑)。明日渡します!
内田 でもそれは失敗というか、痛恨のミスではないよね。
松井 まだ取り返しのつく失敗だよね。取り返しのつかない失敗は、記憶の彼方に葬り去るんですよ。
内田 わかる。私も全く覚えていない。あたかも失敗しないで生きてきたみたいな感じになっている。だから失敗なんてないの〜くらいになっちゃってる。
松井 (思い出し)失敗あった! 子供の時に、おじさんがカニを大量に持ってきて、親戚一同でカニパーティーをしたの。めちゃくちゃカニを食べて、食べ過ぎて夜にお腹が痛くなっちゃったの。それでカニが嫌いになった!
内田 全然失敗じゃない!
松井 失敗だよ! 5歳の頃のカニに対する失敗を33歳まで引きずっている。
内田 そういえば、玲奈ちんの家でカニパーティーした時も一口くらいしか食べなかったよね。
松井 一口食べて飲み込めなかった(笑)。
内田 あった、あった! 玲奈ちんが食べられないから理央が食べよ〜となったもん(笑)。
松井 飲み込めないくらいのトラウマなの! 本当に食べ過ぎたという失敗。
内田 味が嫌いじゃなくて、その時のトラウマ的なものが、ということだね。
松井 もうカニを食べたらお腹が痛くなっちゃう。だからカニをたくさん食べている人を見ると不安になっちゃう。
内田 あんまりカニを大量に食べている人に出会うことはないけどね(笑)。
松井 理央ちんはどう?
内田 本当に私、失敗したことあったかな〜って思うくらい本当に忘れちゃうのよ。なんかある?松井 理央ちんの失敗は、私がいろんなところで話しているチョコスコーンの話(笑)。
内田 (ツッコミ)どこでも話しているし! チョコスコーン(笑)。
松井 ダイエットしているの〜と言って、毎朝チョコスコーンを食べていた失敗しか知らない(笑)。
内田 短く説明すると、ダイエットにいい“ベーグル”を“スコーン”と間違えて、毎朝(カロリーの高い)チョコスコーンを食べていたという話なんですけど・・・。あ、そこから確かにスコーン食べてない!
松井 毎日食べていたからだよ。
内田 あれだけ毎日食べていたじゃん。毎朝、健気に買って。あれからスコーンはほぼ食べていない・・。
松井 食べ過ぎは良くないんだよ。
内田 カニと一緒だね(笑)。
「土ドラジオ 嗤わない淑女」
◆次回配信2024年9月9日(月)19時(予定)
※以降、9/16 まで毎週月曜よる配信予定
◆配信媒体 YouTube東海テレビ公式チャンネルhttps://www.youtube.com/@tokaitvbroadcasting
Locipo https://locipo.jp/
◆番組内容 土ドラ「嗤う淑女」に出演する内田理央と松井玲奈がパーソナリティーとなり、
ドラマにちなんだテーマについて自由にトークします!
■#7テーマ 「失敗」配信中
■#8 テーマ「家族」9/2(月) 19時配信予定
放送概要
【タイトル】「嗤う淑女」
【放送日時】 2024年7月27日(土)~9月21日(土)予定<全9話>
毎週土曜日23時40分~24時35分 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
【出演】内田理央 松井玲奈
内藤秀一郎 / 小島藤子 青木さやか 宮田俊哉 円井わん 武田航平 前田拳太郎
袴田吉彦 / 大東駿介
【企画】市野直親(東海テレビ)
【原作】「嗤う淑女」 中山七里 (実業之日本社文庫)
【脚本】泉澤陽子 継田淳
【音楽】戸田有里子
【主題歌】「Heaven」 琴音 (ビクターエンタテインメント)
【オープニング曲】 「BLEEDING」 HYDE (ユニバーサル ミュージック)
【演出】松木創(共同テレビ) 淵上正人(共同テレビ) 本間利幸
【プロデューサー】河角直樹(東海テレビ) 鵜澤龍臣(東海テレビ)
高橋眞智子(共同テレビ)
【制作】東海テレビ 共同テレビ