資料提供=東海テレビ放送
4/10にスタートした大地真央主演の大人の土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」。
名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ(大地)が、ひょんなことから
知り合った庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を振り回しながら、
東京と愛知を舞台に、世の中の悩みをぶった斬っていく痛快ストーリーです。
愛知ネタ満載でお届けする本作には、県内出身俳優も数多く出演。
ハルコといづみの凸凹コンビの脇を名古屋城の石垣並みにガッチリ固めてくれます。
そのトップバッターとして、名古屋市出身、
芸歴59年目のベテラン俳優・田山涼成さんのコメントが届きました。
ドラマの原作が林真理子さんだと知って「やった!」と
――今回の田山さんの役柄について教えてください。
「名古屋の老舗ういろう屋・紫風堂(しふうどう)の四代目にして、跡継ぎ問題を抱える三島昭宏。林真理子さんの原作にも、(東村アキコさんの)コミックにも出ている役です。コミックの昭宏には髪の毛ありますけどね(笑)。原作つながりでお話すると、林真理子さんが40年程前に書かれた『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(1982年発刊のベストセラー)というエッセイが僕にとってはすごい強烈で。僕も田舎生まれだから、あの背伸び具合とか『わかる、わかる』って気持ちになったし、ちょっと上から目線だけど、全然嫌味にならなくて、すごく面白くて。だから、このドラマのお話をいただいて『原作は林真理子さん』と聞いた時、『やった!』って思いましたね」
――台本を読まれての感想は?
「普段は人に見せない本音がいっぱいの台本で、とても面白かったですね~。特に、大地さん演じるハルコさんがズバズバ言うところ。でも(松本)まりか君が演じるいづみがちゃんと拾って心の声でツッコミを入れるから、嫌味には聞こえないんです。僕も普段、人間関係で『あ、コレ言っちゃうとヤバイかな』と心で抑えている部分がありますけど、ハルコさんはとにかくバサバサ斬る! そんなハルコさんを昭宏は信奉しちゃっている感じで、ハルコさんの言うことを何でも『はい、はい』って聞いちゃうから、昭宏は“ドM”のように見えちゃう(笑)。それがまた台本の面白さでもあるんですよね」
「竜宮城の姫様みたい」・・大地真央の占い師姿に注目して!
――大地さんとは初共演だそうですが、どんな印象を受けましたか?
「僕が知っているのは月組のトップスターの時からですよ! 大地さんが宝塚歌劇団で現役だったころ、僕も舞台を観ていましたから、どんだけカッコイイんですか!? って感じだし、ホントおきれい。あの美貌とスタイルを保ってらっしゃるのも素晴らしいですよね。今回ドラマの中で大地さんが占い師の姿で出てくるところがあるんですけど、それがもう竜宮城の姫様みたいなんです! その占い師のシーンは注目の一つでもありますね」
――大地さんに名古屋弁の指導もされたとか?
「方言というのは、自分のアイデンティティーみたいなところがありますので、今回役として名古屋弁を話せるのはすごくうれしいです。しかしながら、僕は東京に出てきて45年以上経っているわけでして、名古屋弁もどんどん変わってきているみたいで。名古屋市長の河村たかしさんがお話されているのを聞くと、僕の喋る名古屋弁に近いかなと思います。年齢も近いですしね。でも若い世代の方には『あんな言葉はしゃべら~ん』って言われるかな(笑)。ただ名古屋弁で変わらないのは、第3音が何気に上がること。例えば『ありがとう』は『あり“が”とう』、『さよなら』は『さよ“な”ら』。だから、名古屋弁っぽさで大地さんが迷われていた時に、第3音が上がることを僭越ながらお伝えしたと思います」
差し入れに松本まりか絶賛!! 妻との名古屋メシの思い出も・・
――愛知ロケで、特に印象に残った場所は?
「何と言っても大須ですね。大須仁王門通商店街にある青柳ういろうさん(明治12年創業の老舗ういろう屋「青柳総本家」本店)の店舗を借りて撮影をしました。今から50年程前、20歳の僕が知人と劇団を作ってアングラ演劇をしていたころの大須は、今の賑やかさとは違って空き家もいっぱいあったのですが、当時から青柳ういろうさんと大須ういろうさんはきちんとしたお店がドン! とあったんですよ。本通りからちょっと路地を入ると『七ツ寺(ななつでら)共同スタジオ』という倉庫みたいな空間がありましてね。久しぶりの大須が懐かしく、撮影の合い間に探して歩いたら、まだありましたよ。きれいになっていましたけどね」
――松本まりかさんが、「名古屋おやつは、田山さんの差し入れたのが一番」だと言われていたそうですね。
「まりか君が喜んでくれていたとはうれしいですね。あのみたらし団子は自分が久しぶりに食べたかっただけなんですけどね。あそこ(50年以上つぎ足した秘伝のタレが香ばしい大須名物・新雀(しんすずめ)団子)でいつもおじいさんが焼いているのを覚えていたので。焼かずにみたらし餡を上から乗っける東京のみたらし団子と違って、まず団子を焼いて、タレをつけてもう1回焼くという、鰻と似ている焼き方です。東京だと鰻は蒸してから焼くけど、愛知はまず焼いて何度もタレをつけて焼くんですよ。そういう味が口に残っていて懐かしくてね。まさか、あのまりか君がおじさんと同じ好みだったとは!?」
――ご自身が好きな名古屋メシは?
「煮込みうどん。なぜかと言うと、妻と結婚して名古屋の実家に来るわけですけど、彼女は東京育ちだから昆布出汁に白味噌しか慣れてなくて。『この味はダメかな?』と思ったけれど、僕自身が食べたかったので一緒に食べたんですよ。名古屋人は熱々のものを食べるのが好きですからね。そのとき猫舌の妻がものすごく苦労して食べて、最後に『美味しい』と言ってくれました! 今日もお土産で買って帰りますよ、妻から注文があったのでね(笑)。東京でも食べられますけど、名古屋の赤味噌はやっぱり味が違うと思うので」
ーー最後に、視聴者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
「4/17放送の第2話は、私が演じる老舗ういろう屋の四代目・三島昭宏のお話です。世の中の風潮もあって、経営はうまくいってるような、いってないような。加えて五代目を育てなきゃいけないんですが、そこに問題が噴出し、頼りになるのはハルコさんだけ。一体どんなお願いをしたのか? ハルコさんはどうしてくれるのか? ぜひご覧くださいませ!」
不倫を引きずることなく、新たな人生を歩もうと仕事に集中するいづみ(松本まりか)。新企画の名古屋メシの取材をするため、名古屋に顔が利くハルコ(大地真央)に相談し、二人で愛知県三河地方の絶品ひつまぶし屋へと向かう。しかしその店の経営は火の車で、買収話が上がっていた。そんな折、名古屋の老舗ういろう屋・三島昭宏(田山涼成)からも跡継ぎ問題で相談が舞い込んでくる。そこでハルコの口から飛び出したとんでもない奇策とは!? ハルコが令和のお家騒動をぶった斬る!
※第2話ゲストとして、三島昭宏の息子・隆行役で永嶋柊吾(左)、さらに、ひつまぶし屋
「いとう」の娘・伊藤真澄役で、愛知県豊川市出身の元SKE・小林亜実が出演します。
放送日時 :2021年4月17日(土)23:40~
タイトル :「最高のオバハン 中島ハルコ」
出演 : 大地真央、松本まりか、真魚、合田雅吏、蕨野友也、
今野浩喜、高橋ひとみ、田山涼成
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