「最高のオバハン～」の”イケメン助さん格さん”に注目！

資料提供=東海テレビ放送

主演・大地真央さんがアラ還名古屋譲を演じる
オトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」。
名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ（大地真央）が、
世の中の悩みをぶった斬っていく痛快ストーリーです。

ハルコが部下のイケメンを両側に従えていることから
「令和のスーパーセレブな水戸黄門」とも言われる本作。
今回は“ハルコの助さん格さん”こと、ハルコクリニックの
事務長・大谷役の合田雅吏さん、秘書・若杉役の蕨野友也さんのコメントが届きました。
（合田さんは本家「水戸黄門」(2003～2010年 ＴＢＳ）で５代目格さんを演じたことも）
ハルコを支えるお２人の、それぞれの役や現場についてのエピソードを紹介します。

合田雅吏インタビュー　「大谷はハルコ先生の守護天使」!?

――事務長の大谷は、どんな役柄ですか？
「大谷はハルコ先生のお守り役。爺やとかナイト（騎士）みたいな感覚なんです。というのも２人いるので、若さや動きは若杉（蕨野）に任せて、自分は横で見守っている守護天使みたいな(笑)。実際ハルコ先生はご老公的な立場にいますが、もっと突っ走っていて突き抜けている。自分はとにかく善悪や好き嫌いと関係なく、ハルコ先生が言ったものを100％信じて守ろう、それだけはブレないようにしようと思っていました。
　また、愛知・三河地方出身の大谷が話す三河弁は、事前に方言指導の方がセリフを録音したものをいただいて練習したのですが、今までいろいろやった方言の中で一番難しかったですね。三河弁の特徴は『じゃんだらりん』といって、語尾が『何とかじゃん』『何とかだら』となったり、『来なよ』というのを『こりんこりん』と言うんです。でも残念なことに、自分が三河弁を使う時はハルコ先生の尾張弁とのやりとりがほとんどなので、敬語だと『じゃんだらりん』は出にくくて。あとは地名など単語のイントネーションで違いを出すんですけど、例えば『岡崎』が標準語で『お“か”ざき』と『か』が上がるんですけど、三河弁だと全部をベタっと平坦に読む。セリフで感情を乗せた時に単語だけを平坦に言うのはかなり難しくて、最初は苦労しましたが、その後蒲郡に2週間以上滞在するロケ中、ホテルの従業員や現地の方の会話からコッテコテの三河弁が聞こえてきて(笑)。この現地学習がすごい参考になって、すっかり大丈夫になりましたね」

――現場エピソードで、特に印象に残ったことは？
「ハルコ先生の自宅という設定の部屋がとにかくすごいんです！　30階建てのタワーマンションの29階とかで名古屋市内が一望できて。噂によると家賃が月160～170万円とか。自分はとにかくあの部屋のシーンが好きなんです。社長の自宅なのに、なぜかいつも若杉と自分（大谷）が何の違和感もなくいるっていう(笑)。その部屋で料理するシーンが何度か台本にあったので、監督に『エプロンをしたい』と話したら監督も同じことを思っていたようで、結構可愛らしいエプロンを４種類も持つことに。多分そのエプロンは常備されているな、なんて想像したら面白くて・・・ぜひチェックしてみてください」

――視聴者の皆さんへ、メッセージをお願いします。
「とにかく作品のパワーがすごいので、観ると元気になれます。王道のコメディーで『これはないだろう！』と思うところもあるんですけど(笑)、そこも超越しちゃって、ホロッとできて笑えるドラマ。ハルコ先生を演じた大地真央さんという女優の引き出しの多さ・深さ、パワーの結晶をぜひ見ていただきたいですし、そこに少しだけ大谷という爺やでありナイトである自分がスパイスとして、カッコいいハルコ先生を引き立てられていたらと思います。何よりハルコ先生を真ん中にした大谷・若杉っていう３ショットは多分カッコいいと思うので、そこも見てもらえたらうれしいなと思います！」

蕨野友也インタビュー　大谷役の合田とは「裸の付き合い」を!?

――秘書・若杉は、どんな役柄ですか？
「クランクインの時にプロデューサーさんからお手紙をいただき、『できる人』『ハルコ先生より思考が常に先に行っているキャラクターでいてほしい』というオーダーがありました。ハルコ先生が考えていることはすでに僕（若杉）が用意して『こういうのはどうですか？』と提示する。本当にハルコ先生を理解しているのは若杉じゃないかと。常に物事に対処する力があるのは若杉だと考えて演じています。実はそのお手紙、お守りのように台本とカバーの間にはさんで持ち歩き、迷った時は読み返していました。それと役柄的にコンビを組む大谷役の合田さんに関しては、愛知・蒲郡ロケ中、大浴場で裸の付き合いもしてコンビの絆がより深まった気がします。お風呂の時間はなぜかいつも同じで、行くと必ずどっちかがいるんですよ(笑)」

――現場エピソードで、特に印象に残ったことは？
「大地さんとは初共演で、同じ事務所の（松本）まりかさんとは２度目の共演（初共演は2020年放送、テレビ朝日「妖怪シェアハウス」）なのですが、あまり話したことがなく、今回現場での距離の詰め方をどうしようかと思っていたんです。ツートップ（大地・松本）がかなりハードなスケジュールの中、撮影されていたので、『僕なりに何かできることはないか』と思いついたのが肩もみでして(笑)。まずは事務所の先輩ということで近づきやすかったまりかさんに肩もみを。そして大地さんには、秘書という役柄から現場で自ら話しかけるのはなるべく控えていたのですが、第４話で若杉のある物語が起きるので、そこまでには良い関係性を作り、クリニックのチームワークが出せたらと思っていたんですね。そんな時に大地さんが現場で時々肩をストレッチされている姿を見て「お疲れですか？　何か僕にできることがあれば」と話しかけるところから大地さんの肩も触らせていただくことになりました(笑)。僕はプロの整体師でも何でもないのですが、お2人に少しでも楽になってもらえればと思ったんですよね」

――視聴者の皆さんへ、メッセージをお願いします。
「このご時世、世間に対して『おかしいことはおかしい！』って真っ向から言える人ってなかなかいないですよね。でも、それを言うのが中島ハルコ！　一人の人間として真っ当なことを言っている。そんなハルコ先生を視聴者の方にはたくさん見ていただき、スッキリしていただくっていう側面と、『やっぱりそうだよね』と心打たれてほしいと思っている僕がいます。一方、僕が演じる若杉がいろいろと考えて動いて、犯人を突き止めるという第４話に関しては、過去のトラウマで悩み苦しむ若杉の気持ちと同調するために、自分が過去に経験したことを10何年ぶりに引っ張り上げて役作りをして挑ませていただいたので、それがうまく演技に反映されていたらいいなと思っています！」

５／１放送の第４話では若杉のある過去が描かれ、第６話では大谷親子にスポットが当たるとか。
ハルコを彩るコンビとしての完成度はもちろん、それぞれの役が深まっていく今後にも注目です。

第3話を見逃した方は、ＦＯＤをチェック！
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