原田泰造主演ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」クランクインリポート&インタビュー

ドラマ

資料提供=東海テレビ放送

【「おっパン」クランクインレポート】

来年1月6日スタートの「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」

クランクインは 10 月上旬に遡る。
クランクインのあいさつが終わり、独特な緊張感と期待の入り交じった空気の中、
最初に撮影したのは原田が演じる主人公「沖田誠」が勤める
「銀杏事務機器リース」のオフィスシーンだ。

原田は監督と入念に打ち合わせをし、営業戦略室・室長「誠」のキャラクターを
作り上げていく。そしてカメラが回り、発したセリフが・・・。

「お茶は女の人が淹れた方がおいしいだろう」
リアルならセクハラ&パワハラ間違いなしの発言。
名もなき雑務を部下の女性に押し付ける誠はさらに・・
「愛嬌 は女性の武器だろ。嫁に行きそびれるぞ」などアウトなセリフを畳み掛ける。
古い常識・偏見で凝り固まった「“おっさん”=誠」を象徴するシーンだ。
自身も常識を アップデートできていないところがあるという原田は、
世間ズレした「“おっさん”=誠」をリアルに演じていく。

そんな誠の古い常識を際立たせるのが、メンズブラを愛用する青年など新しすぎる(?)
常識を持った若い部下たち。
特に監督からは誠と部下の関係性や空気感について丁寧な説明があり、
両者の常識の温度差をハッキリさせるような演出が入ることも。

たとえば迷惑をかけた取引先の社員に誠が謝罪するシーン。
頭を下げる誠を前にお茶を持ってきた部下が「人間ですから(間違えることもある)」と
空気を読まずあけすけに応える…まるでコントのようなやりとりが展開され、
リハーサルではスタッフから自然と笑いが起こった。

社会のリアルな問題を扱いつつもシリアスになりすぎず
コメディ作品として楽しめる「おっパン」。
原田が演じる古い常識全開な「“おっさん”=誠」が
これからどんなふうに悪戦苦闘をしながら常識をアップ デートしていくのか?

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【主演:原田泰造インタビュー】
「沖田誠」の見どころは 自分がアップデートすると決めたら
もう本当に純粋になんでもかんでも取り入れていく強さ

――今作のオファーを受けた時のご感想を教えてください。
「オファーを受けた時は「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」の原作を知らなかったからすぐ読んでみたの。これは面白いし、泣けるし、いい話だし、これはぜひやりたいと思いました」

――「沖田誠」という役の見どころはどんなところですか?
「やっぱり自分がアップデートすると決めたら、もう本当に純粋になんでもかんでも取り入れていく強さ。スポンジのようになんでも吸収していく強さが、このおじさんにはあるなと 思って、やっていて楽しいです」

――誠を演じるにあたって苦労している点はありますか?
「自分のアップデートさ加減があんまりわかっていないから、監督に「まだもうちょっとアップデートしときましょうか?」とか、逆に「もっとわからないようにしましょうか?」とか確認してます。ちょっと難しいんだよね、話数によって。(撮影は)9話やって2話やってとか、11 話やって 6 話やってとかだから、そこら辺をちゃんと自分で考えなきゃいけないなと思っています」

――この作品はいろんな人のいろんな好きを肯定するドラマですが、「原田さんの好きなもの」は何ですか?
「最近好きなもの・・・ずーっとこの時間が増えたなと思うのは、TikTokを見てる時間。目が疲れてきてもうやめて欲しいと思うんだけど、左手の親指が動くんだよね。(気がつけば)スクロールしてるっていう。今、やめどころがわからないっていう状態。ラストがわからなくなっちゃう、無限に。でもこの時間が好きなのかな」

―― TikTok は1日何時間くらい見られるんですか?
「分からないなぁ…奥さんに怒られるまで(笑)「もうやめな」って言って。お風呂やトイレとかどこでも見ちゃう」

――最後にドラマ全体としての見どころを教えてください。
「家族とか同僚に白い目で見られていた沖田誠という、本当に偏屈で古い価値観を持っていてガチガチに(価値観を)固めたおじさんが、ある一人の青年と出会って、どんどんどんどん考え方を変えていく。この変えていく姿が面白いというか泣けるというか、そこが見どころです」

ストーリー
世間の古い常識・偏見で凝り固まったひとりの中年男・沖田誠(原田泰造)。妻の美香(富田靖子)、娘の萌(大原梓)からは「堅物」と嫌われ、会社でも部下に疎まれ、最近では飼い犬のカルロス(こまち)にまで無視される始末。だが、彼は彼なりに自分の信じる道を突き進んできた。それが「たった一つの正解」だと信じて。
そんな彼に転機が訪れる。高校生の息子・翔(城桧吏)が3か月前から引きこもってしまったのだが、家に連れてきた友人・五十嵐大地(中島颯太)がゲイだと分かり、誠は反射的に大地を否定してしまったのだ。大地は美香の友人の獣医師・五十嵐美穂子(松下由樹)の息子だった。大切な友人にひどい言動を浴びせた誠に、息子の翔が悲しく言う。
「僕は・・・お父さんみたいな人には絶対なりたくない!」
翔の言葉にショックを受ける誠。家族がいるから、満員電車にも日々の仕事にも踏ん張れた。なのに――落ち込む誠に、大地がある提案をする。
「お父さん、俺と友達になれませんか?」
偏見だらけのアラフィフのおっさんに、二回り以上年下のゲイの友達ができたことで、おっさんの「常識」が アップデートされていく。
推し活にいそしむ妻、腐女子ガチ勢な娘、かわいいものが好きな息子・・・さらにはメンズブラを愛する部下、コスプレが好きな清楚系女子、セーラー服のおじさんなどなど誠は自分の常識を超える人々と次々に遭遇していくことに。果たして誠は、それぞれの好きを理解し、家族の、そして部下たちの信頼を勝ち取ることはできるのか!?

放送概要
【タイトル】「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
【放送日時】2024年1月6日(土)~3月16日(土)予定<全 11 話>
毎週土曜日 23 時 40 分~24 時 35 分 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
【出 演】原田泰造 中島颯太 城桧吏 大原梓 東啓介 渡辺哲/
松下由樹 富田靖子(FANTASTICS)
【企 画】市野直親(東海テレビ)
【原 作】「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」 練馬ジム(LINE マンガ)
【脚 本】藤井清美 「ウツボカズラの夢」、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズほか
【音 楽】鈴木ヤスヨシ
【主題歌】「Dancing Dreamer」 4-CaraT(RISING RECORDS)
【オープニング】「アプデライフ」 FANTASTICS from EXILE TRIBE(rhythm zone)
【演 出】二宮 崇 室井岳人 加治屋彰人
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ) 古林都子(The icon)  渋谷未来(The icon)
【制 作】東海テレビ The icon

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