資料提供=東海テレビ放送
“異性化”で女性になる夫に、出産後“初”の連ドラとなる夏菜と白洲迅が決定!
なんと“2人で一役”を演じます。戸惑う妻役は、土ドラ主演2度目の新川優愛。
企画概要
ある日、夫が女になった…。
このドラマは、突然性別が変わる架空の設定「異性化」を切り口に、
夫婦や恋愛の多様なあり様を描くラブストーリーです。
サラリーマンの磯森晶が、ある日突然女性になってしまう。
それは、身体的性別が変わってしまう「異性化」だった。
晶は「異性化証明書」をもらい社会復帰するが、初めてのブラジャーに初めての化粧、
そして初めて男性を意識するという感情も芽生え出す。
妻の苑子は、どんどん女性になっていく夫に戸惑いながらも変化を受け入れるが・・・。
彼と彼女、彼と彼、彼女と彼女・・・いろんな愛のカタチが描かれます。
磯森晶役には、異性化した女性を夏菜さん、異性化前の男性を白洲迅さんが演じます。
二人で一役を演じるにあたり、夏菜さんと白洲さんが互いに寄せた芝居をどう演じるのか。
そして妻・苑子を演じるのは、新川優愛さん。
オトナの土ドラ「いつまでも白い羽根」(2018年4月放送)で連ドラ初主演ながら
看護師をめざすヒロインを見事に演じ、その後も次々と主演をこなす実力派。
男の晶が消えてしまっても変わらず愛せるのか、苦悩し葛藤する姿は見ごたえ十分です。
登場人物
磯森晶(30)女性・・・夏菜 男性・・・白洲 迅
【役どころ】
100円ショップの商品企画部に勤めるサラリーマン。
5年前に小説家の苑子と結婚して2人暮らし。
ある日、瀕死の状態になったことをきっかけに「女性」になってしまう。医師によると、身体ごと性別が変わってしまう「異性化」という現象で、「異性化証明書」を受けとり、身体は女性、心は男性としての生活が始まる。
初めての化粧、初めてのブラジャー、何もかもが初めてで、女性の苦労や生きづらさを知ることになる。そんな矢先、憧れの先輩と2人で出張へ。女性になったことで男性へのまなざしが変わり、男性との間に微妙な距離感が生まれ始めて・・・。
夏菜さん
出産後すぐにお話をいただいて、とてもうれしかったです。信じられないほどセリフを覚える時間がないので、現場に入るのが恐ろしいというのが正直な気持ちです(笑)。その反面、久しぶりの現場でワクワクしていて、早起きも得意になりました(笑)。
台本を読んで「男役?! えええ?!」っとなりましたが、読み進めて行く程に深い愛の話なんだなと。今までやってきた役の中で1番難しいかもしれないです。何度も何度も台本を読んで咀嚼して、???となって、また読んで・・・その繰り返しの日々です。
優愛ちゃんとは共演経験があります。今回は夫婦役なのでいい距離感でできたらなと思います。白洲さんは初めましてですが、二人一役ということで息を合わせなくてはいけないなっと。リハーサルで「どんなクセにする?」など、早速いろいろ話をしました。二人三脚でがんばります!
晶は男性・女性といった固定概念にぶつかりながら、本当の自分を見つけ出そうとします。夫婦って一体なんだろう? ということ、そして人が人を愛するということ、自分自身を愛するということの大切さをこの作品を通して伝えていけたらと思います。私としてもかなり挑戦的な役だと思っています。この山を登りきりたいです! ぜひ晶の成長、夫婦の成長を見守って下さい!
また変わった役がきたなぁと(笑)、ワクワクしながら台本を読ませていただきました。
ある日突然性別が変わってしまう「異性化」が存在する世界。非現実的な設定にも関わらず、人間模様を細かく描いた説得力のある世界観がとても面白く感じました。
「異性化」してしまう磯森晶を演じますが、とても素直な人間だなと感じました。ものすごく素直に苦悩しながら、受け入れながら、素直にそれを行ったり来たりする。なので、僕も素直に演じながら、夏菜さんと晶を作っていけたらと思います。
「異性化」というフィルターを通すからこそ、見えてくる夫婦の在り方や人間模様を丁寧に描いていけたらと思っております。ぜひご夫婦や友人、仕事仲間、自分の大切な人と見ていただけたらうれしいです。
磯森苑子(32)・・・新川 優愛
【役どころ】
小説家。磯森晶と結婚して5年、デビュー作の大ヒット以来、仕事はスランプが続いていた。子育てをしながらの執筆活動は難しいと考えていて、晶とは子どもの話を避けている。
夫が突然「異性化」したが離婚の意志はなく、2人でこの難局を乗り切ろうと懸命に支える。「妹ができたみたいで楽しい。同性の方がうまくいったりしてね」以前より会話も増え、改めて夫の存在の大切さを感じていた。一方で、内面も女性に近づいていく晶をみて「異性化はカラダだけ? 心に影響はないのか」といった不安も。
「異性化」という特殊な出来事をきっかけに、今までにない角度でパートナーとの関係を描いている作品です。私が演じる苑子は、夫・晶をとても大切に思っています。何事も壁にぶつかった時、相手のことを大切に思っている人ほど、当事者と一緒に悩んでもがくと思います。夏菜さんと白洲さんが演じる、どちらの晶も大切にしながら、強くて芯のある女性を演じたいと思います。
お2人ともご一緒していて、夏菜さんはドラマとバラエティー番組で共演。いつも周りを明るくしてくれていました。白洲さんは数年前にドラマで共演、おおらかでいつもニコニコされているイメージです。
本作は新しい形で、友人、夫婦、パートナーとの大切なつながりを描いていきます。好きな人や物、大切なことに対して、自分に正直にまっすぐな気持ちで進める人が一人でも増えたらうれしいです。
あらすじ
100円ショップの商品企画部に勤める磯森晶は、妻の苑子と2人暮らし。
ある夜、強烈な頭痛に襲われた晶。搬送先の病院で命の危機を告げられる。
突然のことに、動揺を隠せない苑子。その時、晶のカラダに変化が起きていた。
手術室から歩いてきた晶。その姿に全員が驚いた。晶は女性になっていたのだ。
「男性が女性に、女性なら男性になる異性化体質といえます」
晶におりた“異性化”の診断。同一人物である証明となる「異性化証」を医師から受け取り、心は男性、カラダは女性としての暮らしが始まった。
苑子は晶が女性として暮らせるよう、ブラジャー購入のためバストサイズを測ったり、
メイクを教えたりと献身的に支える。「妹ができたみたいで楽しい」という苑子に、
男の時に久しく感じていなかった絆を再び感じていた。
こうして無事 、社会復帰を果たしたが・・・。
「個人差あります」というタイトルは、化粧品やサプリの広告によくある「効果には個人差があります」という文句に対する思いが発端です。個人差があるからみんながみんなこうなるわけじゃないよ、という逃げ口上に聞こえるし、マイナスな印象を受ける一文でした。だけど考えてみたら、使用する人の体質によって効果が変わってくるのは実際当然のことでもあると考えるようになり、その発想がプラスに働くところを想像しました。
自分を含めて世の中にもっと当たり前に「みんなに個人差があり、誰も自分と同じではない」という意識が浸透していたら、起きていないトラブルもあるのかもしれません。
特に性別で括って話される問題などは、同性だからといって同じ意見でもなく、やはり個人は個人だと感じる場面もあり・・・そういう日々のモヤモヤに対して言いたかったことが詰まった話でもあるので、ドラマ化を通してより多くの方の目に触れて千差万別の感想を持っていただけたらうれしいです。
男性、女性、というカテゴライズ、生きづらくないですか? 私は、この年(47)になって何ですが、“男”というものにまつわる“男らしさ”とか“大人の男”とかの観念に、碌な目にあっていません。つまらない息苦しさばかり。もっと自然体で、しなやかにしたたかに生を闊歩したい! そんな思いを抱える皆さんに「個人差あります」を届けます。
原作を読んで、異性化を切り口に、様々な性に纏わる偏見を指弾しつつ、既成観念に縛られない多様な生き方を肯定する、リアルかつ前向きな世界に惹かれました。
夫が女になり、それを受け入れるべく苦心惨憺する妻。こんな奇妙な設定を、視聴者の皆さんにリアルに快く受け入れてもらうには、圧倒的な好感度と、実績による信頼が最重要です。
夏菜さんと白洲迅さんの二人一役は、好感度と信頼の両要素を完璧にクリアしていて、まさしく最強のタッグだと考えました。そして苦悩する妻役をお願いした新川優愛さんの、常に視聴者の共感を促す存在感は、過去の土ドラでも実証済みです。新川さんの目線を通して異性化を捉え、共に考えていけたらと思います。皆が互いの自分らしさを素直に慈しむ、そんな気持ちになるドラマにしたいと思います。
【放送日時】 2022 年8月 6 日(土)~9月 24 日(土)全8回
毎週土曜 23 時 40 分~24 時 35 分(予定)
【放送回数】 全 8 話(予定)
【企 画】 市野直親(東海テレビ)
【原 作】 日暮キノコ「個人差あり〼」(講談社「週刊モーニング」所載)
【脚 本】 ひかわ かよ
【演 出】 山内大典(共同テレビ) 知ってるワイフ(CX)サイレント・ヴォイス(BS テレ東) 紙谷 楓(共同テレビ)結婚相手は抽選で(THK)竜の道(KTV)
【プロデュース】河角直樹 松崎智宏(東海テレビ) 水野綾子(共同テレビ)
【制 作】東海テレビ 共同テレビ