土ドラ「グランマの憂鬱」金子昇&神尾祐インタビュー 二人が考える「家族にとって大切なもの」とは?

ドラマ

資料提供=東海テレビ放送

いよいよ後半に突入、萬田久子演じる村の総領、グランマ・百目鬼ミキが
身近な問題を解決に導く土ドラ「グランマの憂鬱」。

グランマが暮らす百目鬼村にある、おしゃれなオーガニックレストランが「夢竹」。
そしてその共同経営者、設楽夢二と一ノ宮竹郎を演じているのが金子昇と神尾佑。
村では見かけないタイプのイケメン二人組だが、何やら悩みも抱えている様子・・・。

夢二と竹郎の二人にスポットが当たる第5話のオンエア前に、
金子と神尾に共演しての感想や、第5話の見どころなどを語ってもらいました。

人生やこれまでの自分について、改めて考えさせられる作品

――今回、出演が決まっての感想は?
神尾「原作も台本も読ませていただきましたが、人生について改めて考えさせられました。萬田さんが演じる百目鬼ミキのセリフの中にも生活の原点に立ち戻るというか、何が大切なのかを考えさせられる部分がたくさんあり、とても面白い内容だなという印象です」
金子「これまでの自分についても、改めて考えさせられますね。たとえば僕の子どもがまだ幼かった頃に「きちんとしなさい」と叱ったりしたけど、そういう自分は全然きちんとしていなかったな、とか。そんなことを思い出させてくれる物語です。この作品に出演させてもらえたことが、とてもうれしい。特に第5話は夢二と竹郎にスポットが当たる回ですが、非常にいい内容だったので、最高の役をいただいたなと感謝でいっぱいです」

――お二人は初共演なんですね。
金子「はい。神尾さんのことは「SP 警視庁警備部警護課第四係」で初めて知りました。「いい役者さんだな」と思ったし、好きなドラマだったのでちょっと羨ましかったです」
神尾「金子くんの第一印象は「イケメンだなぁ」ですね。二人で演じる夢二と竹郎がどんな感じになるのか、最初はイメージができませんでした。でも金子くんに会った瞬間に「あ、夢ちゃんだ」と思って、安心して撮影に臨めました」
金子「現場の雰囲気がとってもいいんですよね。この環境の中で演じていったら、夢二と竹郎という関係性がきちんと描けるんじゃないかなと思えました」

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夢二と竹郎、二人の関係性に注目してほしい(金子)

――現場はどのような雰囲気ですか?
神尾「萬田さんがいつも自然体なので、こちらも気負うことなく演じることができます。現場がとても和やかで、このドラマの雰囲気にマッチしていますよね」
金子「そうですね。先日も僕たちの衣装が似ていたら、それを見た萬田さんが「ペアルックみたい」といって笑い出して(笑)」
神尾「シリアスなシーンの撮影で、しかもカメラが回っている最中にですよ(笑)。言われてみると確かに漫才師みたいだねって皆が笑い出して、撮影が中断しました」

――ドラマの中では家族の関係などもテーマになりますが、何か感じることは?
神尾「本当に言葉一つで険悪な雰囲気になってしまったり、奥さんから「その言い方!」と怒られたり。家族と暮らしながら、自分の未熟さを思い知らされますね。お芝居以上に悩むことが多いですよ、実際の家族関係は」
金子「最近金子家では、誰かに気を遣って自分の意志を抑えるのはやめよう、という話になったんです。まず自分のやりたいことをやる、それで問題があれば家族で話し合って着地点を決める。その方が、全員が自分らしく生きられるねという結論になりました」
神尾「確かにそれはあるかも。子どものためにとしたことに対して、子どもの反応が良くないと、「なんだよ、せっかく・・」みたいな気持ちになるけど、それが違うんだろうね。家族ではあるけれど、同時に一人ひとりの「個人」でもあるから。まず自分の気持ちを優先して、そこに家族が加わってくれたらいい、ぐらいに考えてもいいのかもしれない」

――第5話の見どころは?
神尾「第5話では、僕(竹郎)が緊急入院することで、二人の関係がクローズアップされるんだよね」
金子「ですね。夢二と竹郎がどういう経緯で百目鬼村にやって来たのか、そして二人がどんな関係なのかが明らかになります」
神尾「視聴者の皆さんの中には、これまでの展開から「この二人、もしかして・・」と感じている方がいるかもしれない。僕はこういう柔らかな雰囲気の役が初めてだったので、最初は戸惑いもありました。どういうスタンスで夢ちゃんと接しようか? とか。でも結局「普通に演じよう」と思って、逆にそれが良かったみたい」
金子「そして愛魅ちゃん家族という新たな移住組が村へやって来ることで、別の問題も起きて。だから「家族にとっていちばん大切なものは何か」「新しい家族の形とは」といったことがテーマになる回です。正解のない問題ですけれど、そこでグランマがどんな解決策を提示するのかを見てほしいです」
神尾「夢二と竹郎に、愛魅ちゃんがどう関わってくるのかも注目してほしい。愛魅ちゃん役の永尾柚乃ちゃんも名演技を見せてくれるので、そこもぜひ」

ドラマ「ブラッシュアップライフ」で脚光を浴びた子役と競演!

第5話では百目鬼村の新たな移住者として迫田慎吾・好美夫妻と、娘・愛魅が登場。
物語のカギとなる愛魅を演じるのは、
ドラマ「ブラッシュアップライフ」で注目を集めた永尾柚乃。

ロケ中、1歳年上の加藤柚凪から咲いている草花について教えてもらったことを
うれしそうに語る姿は、どこにでもいる6歳の女の子。
しかしシリアスな場面もしっかりこなすなど、
神尾佑も太鼓判を押すほどの演技を見せてくれる。
人気子役の競演も、第5話の見どころだ。

【さらにチョイ見せ!】
6話では、実写版「ちびまる子ちゃん」で子役として一世を風靡した
森迫永依が
“悩みを抱えた会社員役”で登場。
森迫演じる初音は、東京の不動産会社で働いていたが、
「しばらく村で過ごしたい」と、百目鬼村にやってくる。
しかし、訳ありげなスーツ姿の男性が初音の後を追ってきて・・。
こちらは5月13日(土)放送。先々のゲストからも目が離せない!

ストーリー
百目鬼村で獲れた野菜を使う「レストラン夢竹」。オーナーの“夢ちゃん”こと設楽夢二(金子昇)と“竹ちゃん”こと一ノ宮竹郎(神尾佑)は、数年前にミキ(萬田久子)を頼ってきた移住組。二人の温かい雰囲気もあいまって、今や村民たちにとって憩いの場となっていた。ところが突如、竹郎が倒れてしまい・・。さらに店に子連れの若い夫婦・迫田好美(小島藤子)と慎吾(小野塚勇人/劇団EXILE)が訪れてくる。彼女らが乗ってきた車には5歳の娘・愛魅(永尾柚乃)がいた。同年代のお友だちが増えたと喜ぶ亜子(加藤柚凪)だったが・・。多様性の時代―家族のかたちを考える、百目鬼村の新しいファミリーストーリー。
放送概要
【放送日時】2023年4月8日(土)~5月27日(土)
      毎週土曜23時40分~24時35分 (予定)
【放送回数】全8話(予定)
【企画】市野直親(東海テレビ)
【原作】高口里純「グランマの憂鬱」(双葉社JOUR COMICS)
【脚本】森脇京子  阿久津朋子  遠山絵梨香  的場友見
【音楽】鈴木ヤスヨシ
【主題歌】「鋼の騎士Q」 THE ALFEE (ユニバーサルミュージック)
【演出】岡野宏信 長尾楽 雨宮由依 他
【プロデューサー】中頭千廣(東海テレビ)  小林和紘(FCC)  浅野澄美(FCC)
【制作】東海テレビ  FCC

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