資料提供=東海テレビ放送
話題の大地真央主演・土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』
(東海テレビ・フジテレビ系/毎週 土曜日 23 時 40 分)。
第2話では、長良川の鵜匠 VS エシカル女子の結婚問題を
“最高の監禁”という 奇策で解決した、大地演じる主人公・中島ハルコ。
物語に加え、大地の麗しき“つけ髭&甲冑姿”の成敗シーンにハマる人が続出しています。
本作は昨年4月に放送された痛快世直しエンターテインメントの第2弾。
第3話では舞台を岐阜県から一瞬名古屋に移し、
由緒ある「名古屋仏壇」にスポットを当てます。
ゲストには、愛知出身のベテラン女優・赤座美代子が登場。
名古屋ものに欠かせない赤座がドラマにどんな華を添えるのか?
また赤座と嫁姑のバトルを繰り広げるのは、
東海テレビ制作『名古屋嬢の恋』で主人公マリエを演じた上野なつひ。
名古屋大須の仏壇店を舞台にした壮絶な女の闘いに注目です。
またイケメンのお坊さん役でバッドナイス常田が登場。
松本まりか演じるダメンズアラフォー 女子・菊池いづみが再び恋に……
と、ハルコを取り巻く面々からも目が離せません。
もちろんチームハルコの活躍にも注目。
第1弾から“助さん格さん”としてハルコの手足として動き、解決の手助けをするのが、
ハルコクリニックの事務長・大谷役の合田雅吏(ごうだ・まさし)と、
ハルコの秘書・若杉役の蕨野友也(わらびの・ともや)。
2人から、第1弾との違いや大地の魅力を聞きました。
“令和の水戸黄門” 合田「食い付きが違った」!
《合田雅吏&蕨野友也インタビュー》
――第1弾に対して周囲の反応は?
合田「よく自分が出ている番組の話をすると「見ていますよ」と言われますが、この作品は周囲の食い付きが違ったんです。やっぱり皆さん、勧善懲悪モノが好きなんですね。特に印象的だったのは、本家(※)でご一緒した俳優の照英くんから久々連絡が来て、「娘がめちゃくちゃハマっていて、何回もくり返して見ている」と言われたこと。大人はもちろん、子どもたちまで楽しんでもらえるドラマだと思うとすごくうれしかったし、自信になりました」
※2003~2010年TBSの『水戸黄門』に5代目格さん役で出演中、2002~2007年に風の鬼若役の照英と共演した。
蕨野「僕も同じで、舞台が愛知だったことから、特に東海三県に住んでいる友達からの熱量がすごかったですね。ドラマで愛知の特産品を取り上げ、それが全国放送で流れて脚光を浴びるというのがうれしいという声もいただきました」
“動”の大谷、“静”の若杉 蕨野「2人の違いを楽しんで」
――第2弾のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想は?
合田「まだ世の中が少し不安な中で「笑いあり涙ありで、みんなの気持ちを明るくする作品がまたできる」と本当にうれしかったですね。「刀匠の後継者問題」を取り上げた第1話の台本は、想像のはるか上を行っていて、時代劇に長く携わり伝統文化に興味があった自分には本当に考えさせられましたし、「自分も前作よりパワーアップしていかなきゃ」と身が引き締まる思いでした」
蕨野「第1弾のクランクアップ時、松本プロデューサーからデカい文字で一言「また一緒にやりましょう」とお手紙をいただいていたので、特に驚くこともなく「また一緒に頑張るぞ」と思いました。台本はどの話も本当に面白くて「皆さんに早く見て欲しい」と思いましたし、「今回もみんなの記憶に残るメッセージ性のあるドラマのために自分も頑張ろう」と気持ちが奮い立ちました」
――第1弾との違いは?
合田「大谷としては前回からの爺や的な部分を膨らませて、語尾は「〇〇ですな」と明るく柔らかく表現し、ハルコ先生を温かく包みこむような感覚で演じています。たとえば、ハルコ先生が相手をタジタジにさせるところも、前回は「ふむふむ」と真面目に聞いていましたが、今回は「またやっていますね」と楽しみつつ笑顔で見守っています。今回、三河弁がほぼ無いのは助かりました(笑)。若杉とのアドリブ的なところは「2人の阿吽の呼吸でやって いこう」と話しましたね」
蕨野「撮影前に監督たちと話したところ「大谷が“動”だとすると、若杉は“静”なので、その対比をお願いします」ということだったので、若杉としてはハルコ先生のサポートというより、秘書として全てを理解しているという姿勢に徹しています。なので、ハルコ先生の突飛な言動も若杉からしたら「あ、いつも通りです」みたいな感じで冷静に見ている(笑)。そんな風にハルコ先生の受け止め方や、それに対する“2人の反応の違い”なども見てもらえたら うれしいです」
「究極のコメディエンヌ」!? 一番近くで大地の凄さを体感中!
――2人から見た“ハルコ”大地と凄さとは?
合田「今回、大地さんのコメディエンヌっぷりがパワーアップしていまして。たとえば相手に「〇〇なのよね?」と言って、相手がタジタジになっているところに「ね? ね?」と念押しするのですが、その言い方が絶妙なんです。普通の人がそれをやったら嫌味で終わっちゃうけど、大地さんはそうはならない。強さと可愛らしさがあり、結果ものすごく高圧的に押しているのに笑えちゃう。「笑わせようと思って笑わせる」のと「真剣にやって面白い」のでは、後者の方が究極のコメディー。大地さんのそのすごさが見られるシーンは毎話あるので、ぜひ楽しみにしていてください」
蕨野「たとえば、第1話の刀匠とのシーンでは実際に本物の刀を使ったのですが、刀の扱い方などその道のプロの方が何十年としてきた仕草を撮影中の数時間で身に付けて見せるわけです。プロから教わり、本番を撮り切るという作業は毎話のようにあって、こなすのはすごく大変なこと。そこに真摯に取り組まれる大地さんの姿を毎回一番近くで見られるのは僕にとって良い経験です」
――視聴者へのメッセージをお願いします。
合田「勧善懲悪の爽快さの中にも社会に対するメッセージがきちんと入っていて、それが全体的にスケールアップしています。「エプロン男子」の大谷としては今回もエプロンを何パターンか用意していますし、前回以上に料理ができる風を出しているので、その点もぜひ見てください」
蕨野「見てスッキリするドラマですが、ただ悪い奴を倒すだけでなく「なぜそれが起きているのか?」「なぜそういう世の中になってしまったのか?」を視聴者に問うメッセージも含まれた作品です。ドラマを楽しんだ後、数分でも良いので、その点も感じて考えていただけるとうれしいです」
ハルコ(大地真央)のツレで老舗ういろう屋の四代目・三島昭宏(田山涼成)から次なるSOSが! ずばり名古屋の仏壇店で謀反が起きたという。いづみ(松本まりか)とともに名古屋・大須仏壇通りへ向かうハルコ一行。江戸時代から続く尾上仏壇店では高級な名古屋仏壇を守りたい五代目社長夫人の益代(赤座美代子)と、経営を合理化したい嫁の満寿絵(上野なつひ)が骨肉の嫁姑バトルを展開していた。そこでハルコが火に油を注いで大騒動に!? そんな中、いづみはイケメン和尚の得田(バッドナイス常田)にほのかな恋心を抱いて・・・仏壇屋のお家騒動の行方、そしていづみの恋の行方やいかに?
【出演】大地真央 松本まりか 合田雅吏 蕨野友也 飯田基祐 今野浩喜 佐野史郎
【3話ゲスト】赤座美代子 上野なつひ バッドナイス常田 田山涼成
【放送日時】2022 年 10 月 22 日(土)23 時 40 分~24 時 35 分
【原 作】林 真理子 『最高のオバハン』シリーズ(文春文庫刊)
(『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』
『最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!』)
【脚 本】西荻弓絵
【音 楽】鈴木ヤスヨシ
【主 題 歌】ENHYPEN「Make the change」(ユニバーサル ミュージック)
【オープニング】大橋ちっぽけ「ソリスト」(ユニバーサル ミュージック)
【監 督】渋谷未来(ジ・アイコン) 金子与志一 山田信義
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ) 古林都子(ジ・アイコン)
【制作著作】ジ・アイコン
【制 作】東海テレビ