資料提供=東海テレビ放送
ある日、夫が女性になったら…⁉
夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演する土ドラ『個人差あります』は
突如、性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。
紺野彩夏が演じるのは、晶がよく買い物をするドラッグストアの店員・横山真尋役。
美人で外では無愛想な対応に終始しているが、
晶に自分も「異性化」していることを告白し、次第に心を開いていく。
第四話では、リバースすることを恐れ、妻・苑子(新川)の誘いに
応じることができなかった晶(白洲)が、ついに苑子と一夜を共に。
翌朝、再び女性の姿に戻った晶(夏菜)を前に、
苑子は晶が男性の姿に戻った原因が浮気だったと気づいてしまう。
気になる第五話を前に、晶と同じ「異性化」で悩む真尋役を演じる紺野に
役どころの難しさなどを聞いてみました。
※リバース…異性化した人間が元の性別に戻ること
足を広げて座ってみたり・・・いい意味で雑な感じが出るよう演技
<紺野彩夏 インタビュー>
――「異性化」により女性の姿に。真尋の印象は?
「端的に言うと、見た目は女性で中身は男性にならなくてはいけないので、お話をいただいた時には理解はできずに、とても難しいと思いました。でも今は、抱えているものがたくさんありながらも必死に生きている真尋が愛おしいと思っています」
――演じる上で意識していることは?
「真尋は自分のテリトリーに入ると雑になる人です。知らない人には女性として生きていますが、家の中や自分を知っている人と話す時は素に戻るので、その時は喋り方や仕草を変えています。足を広げて座ってみたり、いい意味で雑な感じが出るように、監督と相談しています」
――難役を演じる大変さは?
「いい意味で、大変さはありません。それよりも今まで演じたことのない役をやれているという充実感があり、とても楽しいです。私は何事も挑戦するのが好きなので、真尋をきっかけに自分の演技の幅を広げられるチャンスをいただけたことを感謝しています」
――「多様性の時代」と言われる昨今、このドラマをきっかけに考えることは?
「元々私はそれほど性別を気にして生活をしていないかもしれないです。どのような形でも、対“人”という接し方で、もしかしたら私たち世代はそういう人も多いのではと思います。ただ、今回のお話をきっかけに、葛藤を抱えて生きている方もたくさんいらっしゃるというのを改めて認識しました。だからこそ、このドラマは今の時代に刺さる話だと思います」
――印象に残っているシーンは?
「真尋の部屋でのシーンが何回かありますが、晶に対して強く出ていたり、普段はこういうことを考えて生きているという場面であったり、何話の・・・という括りはないのですが、部屋のシーンはとても印象深いです。真尋はサッカー部だったので、そういう感じも出るといいなと奮闘しました」
――視聴者にメッセージをお願いします。
「毎回大切なシーンがあって、それが真尋の時や晶、苑子さんの時など、登場人物のいろんな人の思いが交差していて、毎週本当に見逃せないと思います。多様性の時代だからこそ、響くものがあると思いますので、性別や年齢問わずに多くの方にご覧いただけたらうれしいです」
妻・苑子(新川優愛)とのセックスで再び「異性化」して女性の姿になった晶(夏菜)。苑子は以前、晶が出張先で男性に「リバース」したきっかけが浮気だったことに気づき激昂、家を出て行く。そして、晶の浮気相手が出張で一緒だった雪平(馬場徹)と推測し、会いに行く。一人となった晶は、苑子への思いと、再び女性となった自分の間で気持ちが揺れ続けて……。「自分の気持ちを晶に伝える勇気が出ない」という苑子。担当編集者の菊原(鶴田真由)は「考えるヒントになるかも」と、ある人を紹介する。
【放送日時】2022年8月6日(土)~9月24日(土) 全8回
毎週土曜23時40分~24時35分(予定)
【放送回数】全8話(予定)
【企 画】市野直親(東海テレビ)
【原 作】日暮キノコ「個人差あり〼」(講談社「週刊モーニング」所載)
【脚 本】ひかわかよ
【音 楽】yuma yamaguchi 犬養 奏
【主題歌】「曖昧な2人」 JUNNA (フライングドッグ)
【挿入歌】「魔法のアト」 ビッケブランカ (avex trax)
【演 出】山内大典(共同テレビ)
知ってるワイフ(CX)サイレント・ヴォイ(BSテレ東)しもべえ(NHK)
紙谷 楓(共同テレビ)
結婚相手は抽選で(THK)竜の道(KTV)しもべえ(NHK)
【プロデュース】 河角直樹(東海テレビ) 水野綾子(共同テレビ)
【制 作】東海テレビ 共同テレビ