資料提供=東海テレビ放送
いよいよ1月8日にスタートする吉田鋼太郎主演の、
東海テレビ×日本映画放送共同製作連続ドラマ『おいハンサム!!』。
本作は、ややこしいけど情に厚くて憎めない令和の頑固親父・伊藤源太郎(吉田鋼太郎)と
男を見る目がない三姉妹、由香(木南晴夏)、里香(佐久間由衣)、美香(武田玲奈)、
そして全てを包み込む母(MEGUMI)の伊藤家が織り成す
「恋」と「家族」と「ゴハン」の物語。
クスッと笑えて、お腹が空く、見たことのない最新ホームコメディーです。
11月下旬のクランクイン後、ハードな撮影をする吉田鋼太郎に、
役の魅力や現場でのエピソードを聞いてみました。
頑固オヤジが出てくる昭和のホームドラマを、あえて令和に!
<吉田鋼太郎インタビュー>
――今回はどんなドラマになりそうですか?
「原作は漫画家・伊藤理佐さんの人気作『おいピータン!!』をはじめとした、とてもほんわかしてコミカルな漫画をミックスしたものですが、それとはちょっと切り離して考えていただいたほうが良いかと。漫画とは違うドラマならではのリアリティーが必要になってきますので、漫画のテイストをきちんと残しつつ新しいものにしていきたいと思っています。
私が演じる伊藤源太郎を中心とした家族の物語ですが、家族って案外ずっと一緒にいられなくて、子どもが成長する中でだんだんバラバラになっていくのが前提なんですよね。本作でも次女の里香が大阪に嫁いでいますし、三女の美香は一人暮らしを始めます。子どもが離れていくときの親としての切なさや無念、ほろ苦さのあるシーンがたくさん出てきます。実は、頑固親父が出てくるホームドラマって最近では割と絶滅状態だったと思うので「令和にあえて昭和のホームドラマ」というコンセプトは面白いのではないかと思います」
――伊藤源太郎とは、どんな役ですか?
「3人の娘たちが可愛くて大事でしょうがないんだけど、その想いを面と向かって言えない人。昭和のお父さんというと口数が少ないイメージですよね。でも娘たちへの愛を何か行動によって伝えたいという気持ちはいっぱいで、そういうところが非常に微笑ましく、「頑張ってるな」と思えるお父さんです。たとえば、泥酔して帰ってくると、そこで初めて酔った力を借りて娘に対して「お前のことを愛してる!」と言ったりするシーンがありますが、そういうシャイな部分は僕自身も「わかるな」って思うし、素敵だなと思いますね」
――源太郎とご自身の似ている点、似ていない点は?
「同世代(60歳前後)なのでモノの考え方や行く店なんかは似ていますね。たとえば、源太郎が周りの人に薦める店は、お蕎麦屋さんだったり、居酒屋でもチェーン店ではなく、30~40年やっている歴史があるような店だったり、そういう店のチョイスは似てますね。あと、酔うと饒舌になる点も似ています。喋っている方が悪酔いしないと思っているのですが、周りの方々はちょっと迷惑なようですね。僕が1人でずっと喋って、人の話を聞かなくなることがありますので(笑)。
似ていない点で言うと「言いたいことはなるべく言う」という点。人って喋ってナンボじゃないですか。伝わらないと大変なことになっちゃうんで、僕はちゃんと伝わるように努力しています。また伊藤家それぞれに「好みの目玉焼きレシピがある」という話が出てきますが、僕は源太郎と違って「白身も黄身もちょっとナマに近い半熟」が好きです」
こだわりの強い山口監督に、個性豊かな共演者たち
――伊藤家の面々や共演者について教えてください。
「僕の妻役のMEGUMIさんとは、ドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』(2019年/テレビ朝日系)以来、約2年ぶりに会いましたが、「お元気ですか?」という挨拶ではなく、いきなり「鋼太郎さん、山口監督って知ってますか? 大変ですよ!」という会話から始まりました(笑)。実は山口(雅俊)さんとは以前、藤原竜也くんに誘われて、一緒に飲んで意気投合した“前フリ”があったので、こだわりの強い山口さんの下で今、スムーズにやれております(笑)。
長女役の木南晴夏さんとは初共演ですが、旦那さん(玉木宏)とは一昨年ドラマやCMでたくさんご一緒しまして、木南さんとは本作と、春に私が演出する舞台でご一緒するというご縁があります。次女役の佐久間由衣さんと三女役の武田玲奈さんとは、これまで同じ映画に出ていても共演シーンはなかったので、今回はすごくうれしいです。
また、源太郎の取引相手として一緒のシーンが多い、大森利夫役の浜野謙太さんはひたすら面白い方。彼はミュージシャンでもあるので、いわゆる役者役者してなくて、ゆるやかで自由な空気を醸し出してくれる。僕は共演者として肩肘張らなくて良いので、本当に楽です。現場でも楽しいエピソードをかましてくれるんでツッコミどころ満載です(笑)」
吉田鋼太郎が”ハンサム”になる瞬間とは?
――現場の雰囲気はどんな感じですか?
「今回の現場は、当日にセリフが20秒増えたりというサプライズが起きる現場ですが(笑)、それが逆に僕ら俳優陣のヤル気を喚起して「そう来るか? じゃあ、こう応えよう!」みたいに、いい意味で監督と俳優のバトルがくり広げられています。普段、僕はアドリブを挟み込むのが好きな方ですが、本作では山口監督がくり出すさまざまな演出や要求を一つ一つクリアしていくと、ふっと面白いシーンができあがる現場。だから「今回はアドリブを止めよう」と思いながら演じています。アドリブを止めたときに自分がどういう芝居ができるのか? また違う自分を発見できるんじゃないかという気がするので、そういう意味で「ターニングポイントだらけの作品」だし「自分の代表作にしたい!」と思っています」
――本作のタイトルにかけて、ご自身がハンサムになる瞬間は?
「去年の3月に娘が産まれまして、抱っこしたりすると「まんま」とか喋ったり手足を動かしたりするのが本当に可愛くて。そんな娘を見ている自分は、おそらく今までしたことがないであろう自然な笑顔をしていると思うんです。その時の自分の顔は多分ハンサムなんじゃないかな(笑)」
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
「源太郎という頑固で厳しい、でもちょっと弱いところやお茶目なところのあるお父さんを中心とした家族が、いろんな騒動をくり広げるホームドラマ。もう「ホームコメディ」と言っていいかもしれない面白さ。そこに“男を見る目がない”娘たちが選んだ、ちょっとダメな彼氏や元彼が絡んできて、自体はややこしい方へ向かっていく・・・。いろいろな要素が詰まった、令和にあえて昭和なホームコメディ。昭和・平成・令和どの世代の方でも楽しんでいただけるドラマになっていますので、どうぞお楽しみに」
ペットボトルから注いだだけのウーロン茶で何百円もカネを取る最近の風潮を嘆く伊藤源太郎(吉田鋼太郎)は、妻・千鶴(MEGUMI)と東京の長い商店街の外れの一軒家に住んでいた。3人の娘はそれぞれ独立して立派に暮らしている、はずだったが・・・。長女・由香(木南晴夏)は独身で不倫に走りがち。エリートっぽい男性と結婚したはずの次女・里香(佐久間由衣)も離婚の危機。三女・美香(武田玲奈)は独身で売れそうにない漫画家と同棲中。男を見る目の全然ない愛する娘たちの幸せのため強いパパ・源太郎が立ち上がる! 源太郎は言う。「食べて、恋して、人は生きている・・・」。クスッと笑えて、お腹もすく、「恋」と「家族」と「ゴハン」をめぐる見たことのない最新コメディ。
【放送日時】2022年1月8日(土)~2月26日(土)
毎週土曜 23 時 40 分~24 時 35 分 / 全 8 回(予定)
【企 画】市野直親(東海テレビ)
【原 作】伊藤理佐 『おいピータン‼』『おいおいピータン‼』(講談社「Kiss」連載)/ Special Thanks:『渡る世間はオヤジばかり』(講談社 KissKC 所載)、
『チューネン娘。』(祥伝社フィールコミックス)、
『あさって朝子さん』(マガジンハウス)
【脚本・演出】山口雅俊(ヒント)
【エグゼクティブプロデューサー】宮川朋之(日本映画放送)
【プロデューサー】 山口雅俊(ヒント)、遠山圭介(東海テレビ)、
塚田洋子(日本映画放送)、藤井理子(日本映画放送)、森正文(ヒント)
【製 作】 東海テレビ 日本映画放送Twitter https://twitter.com/tokaitv_dodra
Instagram https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/