もうすぐ師走。年賀状の準備に家や仕事場の大掃除、
日々の業務以外にもやらなければならないことが山積みです。
そんな気ぜわしい時期だからこそ、神社を参拝して心を落ち着けてみませんか?
心身の穢れを祓う「人形流し」をご紹介します。
目指すは川越氷川神社
行ってきたのは、東京駅から約1時間20分ほどの川越氷川神社です。
小江戸川越と言えば、皆さんご存じの観光スポットで、氷川神社も有名どころですね。
氷川神社は、西武新宿線・本川越の駅からバスで移動します。
行ったことのある方は、あまり困らないかと思いますが、
私は今回3度目にも関わらず、久しぶりに行ったらバス停がわからず、少し迷いました。
観光バスの小江戸巡回バスの乗り場はわかりやすいのですが、
今回は目的の場所が氷川神社のみだったので、路線バスを利用しようと思ったのです。
本川越駅で降り、バス停を探したのですが、“川越06”系統のバスの乗り場は???
駅前にあるいくつかのバス停を探して、やっと突き止めました!
交番の近くにある4番乗り場から「川越運動公園行」または
「埼玉医大総合医療センター行」に乗り、「川越氷川神社」で降ります。
乗車時間は道路の混雑状況によりますが、私が乗った平日午後2時頃は
予定の所要時間(7分)より、やや時間がかかりました。12、3分だったと思います。
そんなこんなで到着し、手水舎で身を清めます。
新型コロナウィルスの影響で手のみゆすぎ、その後まずは参拝し、神様にご挨拶しました。
祓いたまえ! 清めたまえ!
そして、「人形流し」の場所へ。初穂料を納めて、人形の紙を手に取ります。
まず、人形に3度息を吹きかけます。次に体に撫でつけて体の穢れを人形に移します。
「祓えたまえ 清めたまえ」と唱えながら、境内の小川に浮かべます。
小川にはしめ縄があり、そこをくぐるように人形を浮かべるのですが、
紙が溶けるのが早く、そこまで行きつかずに溶けて沈んでしまうことも多いようです。
溶け残った紙が水の中にたくさん見えました。
紙が溶けるのを見ていると、なんとなく心も軽くなったような気が……。
いろいろおみくじで運勢を占う
「これで穢れがなくなった」と意気揚々でおみくじも引きました。
シンプルなおみくじと、一番目を引く「鯉みくじ」の2種類。
鯉みくじの鯉には「1年安泰(鯛)」の文字が書かれていて、
今年も最後まで無事で過ごせそうな気がしてきました。
川越氷川神社は、境内自体はあまり広くないのですが、
たくさんのおみくじや絵馬トンネル、山上憶良の歌碑があります。
短時間で回れるのがまた魅力ですね。
可愛らしい鯉みくじや美のお守りなどがあり、女子に人気の高い神社ですが、
夫婦円満・縁結びの神様として信仰されている神社なので、
カップルやご縁に恵まれたいシングルの方にもおすすめです。
なお、「人形流し」は、東京だと、府中市の大國魂神社でもできるようです。
どちらも駅からは比較的近くアクセスは良いので、
お散歩を兼ねて行ってみるのも良いのでは?