安生に「別の女性の影」で、第5話は波乱の予感! 土ドラ「三千円の使いかた」橋本淳&高田里穂インタビュー

ドラマ

資料提供=東海テレビ放送

現在放送中の土ドラ「三千円の使いかた」。
第5話では御厨琴子(中尾ミエ)の庭友(にわとも)で、よく言えば高等遊民、
悪く言えばその日暮らしの小森安生(橋本淳)に、人生最大のピンチが訪れる。
安生はこのピンチをどのように乗り越えるのか、
そして恋人・本木きなり(高田里穂)との関係は…、という展開。

そんな安生ときなりを演じるのは、橋本淳と高田里穂。
二人の関係が大きく変化する第5話を前に、ドラマのいいスパイスにもなっている
「安生のような生き方」について語ってもらった。

橋本淳「誰の心の中にも、安生っぽい部分があるはず」

<橋本淳インタビュー>

――安生という役を、どう捉えていますか?
「ポップでライトなキャラクターではあるけれど、僕としては彼の持っている過去の傷や痛みというものを抱えながら、どのシーンも演じたいなと思いました。今の日本で安生のような生き方をしている人は少数派だと思うけれど、そうした価値観に対しても寄り添っているのがこのドラマ。特に第5話はそうした側面が強いですね」

――安生と橋本さんの似ている部分、違う部分は?
「女性関係については「ちょっとどうかな?」と思う部分はありますが、彼の結婚観など多少は理解できるかなぁ…。それと「先のことを考えず計画を立てない」という点に関しては、僕自身のプライベートとかなりリンクしますね。コロナ禍になる前はよく飲みに行っていたのですが、特に予定は決めないんです。決めてしまうと、それに向けて生活リズムが固まってしまうから。それよりも、その日の気分や今この瞬間を大切にしたいという考え方は、安生と通じる部分があるかもしれません。そんな「安生っぽい部分」は、誰の心の中にもあるのではないでしょうか」

――橋本さんの「お金との付き合いかた」は?
「物欲はそれほどありませんが、欲しいものがあればそのためにコツコツ貯金をするタイプです。以前も欲しい靴があったのですが、「役者の仕事で最初にもらったお金で買おう」と決めて、実際に購入しました。どちらかというと「モノ」よりも「コト」にお金を使いたいですね。コロナ以前はよく飲みに行ったのですが、お酒にお金を使っても手元には何も残らないけれど、そこでの楽しい思い出は記憶に残る。最初の給料で購入した靴も既に手元にはありませんが、それを履いて出かけた時のことはよく覚えています。それらも大切な財産ですから」

――第5話の見どころを教えてください。
「何者にも縛られずに生きてきた安生に大ピンチが訪れるわけで、視聴者の皆さんも「安生って本当に…」と否定的に受け取られるかもしれません。ただ、人はそうした出来事を通して他者との絆を深めていくのだと思います。第5話は安生のエピソードが中心ではあるけれど、同時に皆が成長していく回。安生のような生き方には賛否があると思いますが、それに対して美帆(葵わかな)ちゃんや琴子さん、そしてもちろんきなりが発したさまざまな言葉やリアクションが、多くの方の心に響けば嬉しいですね」

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高田里穂「さまざまな生き方にも触れられる、お得なドラマ!」

<高田里穂インタビュー>

――きなりという役について教えてください。
「フリーランスのライターとして仕事をバリバリこなして、一人で海外へ行ったりするアグレッシブさもある。その一方で、安生のような男性に対しても母性を持って愛情を捧ぐことのできる女性。それがきなりなんですね。最初に台本を読んだときに、すごく気持ちのいい子だなぁ、心が「斜め45度の角度で上を向いている」、前向きな子だなぁと感じました。私自身も仕事には前向きに取り組みたいし、大切な人には愛情を注ぎたいと思っています。だからきなりを演じる際も役を構築するというより、自分の中にある「きなりの部分」を引き出すよう心がけました」

――高田さんご自身も安生のような男性に心惹かれる?
「ウーン、私だったら安生さんのような男性はちょっと無理かも(笑)。どちらかというと尊敬できるような人、「この人のようになりたい」と思えるような人に心惹かれますね。そういう意味では、むしろきなりに惹かれています(笑)。ただ安生さん自身はとても愛情深いし、他者の生き方を否定することはないと思うんです。「自分はこういう生き方しかできない」と割り切っているし。そんな安生さんだからこそ、誰とでも分け隔てなく接することができるのかなって思いますね」

ーー「お金との付き合いかた」は、誰に似ていますか?
「以前は貯金が苦手なタイプだったのですが、今回の脚本を読んでお金に対する意識が少し変わりました。たとえば第1話に出てきた「100円貯金」を、私も始めています。それと以前から行っているのは、アプリによる割引の活用、「ポイ活」ですね。商品を購入した際は、アプリを使ってお店のポイントやクーポンなどをもらうようにしています。貯蓄に目覚めたという意味では美帆っぽい部分もあるし、ポイントを活用しているという意味では真帆っぽくもあります」

――第5話の見どころを教えてください。
「第5話では安生さんが「やらかしちゃう」わけですが、それまで愛情を持って安生さんに接してきたきなりの感情が振り切れる、私自身も今回のドラマで一番印象深いシーンがあります。ぜひ楽しみにしていてください。そしてこのドラマはお金との付き合いかたが学べるだけでなく、いろいろな生き方や価値観にも触れられる点も魅力の一つ。毎回「あ、こういう考え方もあるのか」と視野を広げてもらっていて、そういう意味でも「お得」なドラマだと思います」

ストーリー
ホームセンターで琴子(中尾ミエ)と知り合い、庭友(にわとも)として仲良くなった安生(橋本淳)。40歳手前となった今でも日雇いのアルバイトで稼ぎ、貯金ができると放浪の旅へ…年収は100万円程度だが、悠々自適な生活を満喫している。持ち前の人懐っこさですっかり美帆(葵わかな)とも打ち解けるなど、なんだかんだと御厨家になじみ始めていた。「子どもが欲しい」と願う恋人のきなり(高田里穂)をうまくはぐらかしていたが、ある日安生のもとに得体の知れない若い女性が訪ねてくる。これまでの生活を揺るがす安生の大ピンチに、美帆が取った行動とは…?
放送概要
【放送日時】2023年1月7日(土)~2月25日(土)
毎週土曜23時40分~24時35分 (予定)
【放送回数】全8話(予定)
【企  画】市野直親(東海テレビ)
【原  作】原田ひ香 「三千円の使いかた」(中公文庫)
【脚  本】嶋田うれ葉  鈴木裕那  青木江梨花
【音  楽】横山克  橋口佳奈
【主 題 歌】「Choices」 LE SSERAFIM (ユニバーサルミュージック)
【挿 入 歌】「えっか」 mihoro* (ビクターエンタテインメント)
【演  出】村上牧人(テレパック)、室井岳人、柿原利幸、下向英輝
【プロデューサー】遠山圭介(東海テレビ)、雫石瑞穂(テレパック)、
山本梨恵(テレパック)
【制  作】東海テレビ  テレパック

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