資料提供=東海テレビ放送
「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、
3大会ぶりに世界一に返り咲き、日本中を感動に包んだ侍ジャパン。
「『こうなりたい』と思った時、人は頑張れると思う」
帰国後の会見で栗山監督が語った言葉だ。
井桁弘恵主演の土ドラ『自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-』
(東海テレビ・フジテレビ系)も “なりたい自分”を目指し歩むヒロイン・サチの物語。
最終回は、ファッションデザイナーとして歩き始めた矢先、
武田真治演じるクールミントに波乱が訪れ、みんなが翻弄される事に・・・。
サチはなりたい自分になれるのか?
井桁と武田、最終話にかけるそれぞれの想いを聞きました。
ミントがいなくなる!? どうするサチ
ドラマは、地味な田舎女子サチ(井桁弘恵)が、
ドラァグクイーン・クールミント(武田真治)に見出され、
クールミントに背中を押されながら、ファッションデザイナーとして頑張っていく物語。
その構図が、最終話では“逆転”するという。
「第3話まで、サチはミントさんにたくさんお世話になって影響を受けて、成長させてもらってきたのですが、第4話では、そのミントさんをみんなで助ける、支えるというか、背中を押していく展開になります。まさに、そこが見どころだと思います」と井桁。
しかも、そのクールミントが、結婚?挫折?病気? 様々な憶測が飛びかう中、
サチたちの前からいなくなる。
それまですべてクールミントありきで歩いてきたサチは、どうなるのか?
井桁は「サチが “自分の足” で歩き始めるその瞬間も見ていただきたいと思います」
井桁イチ押し “武田ミント”気迫の長台詞
もうひとつ、井桁が推してくれた見どころがある。
「本当に最後の方で、個性的なキャラクターの面々がギュッと集合するシーンがあるんですが、そこでミントさんのすごい長台詞が圧巻なんです! その台詞を一気にぶつけてくる武田さんの気迫が物凄くて! 強い想いの中からあふれる、まさに“魂の叫び”みたいな感じ。そのシーンに立ち会った人誰もがグッと来てしまうものでした」
井桁が涙をこらえたというこのシーン、ぜひチェックしてほしい。
一方、クールミント役の武田も、脚本の本質を深く読み込んで臨んだ。
「クールミントというキャラクターの面白いところは、『完成した人間』ではなく、自身も成長する『未完成なもの』として描かれているのが魅力だなと感じています」
サチやケンなど周りの人へアドバイスをすることで、
実はミント自身をも鼓舞していた、と武田は分析する。
「3話で、サチの恋に対して『自分の気持ちに素直に』と応援したクールミントが、今度は『自分も自分の生い立ちに向き合わなきゃ』と気持ちを固めることになったし、それはサチから影響を受けた結果だと思っています。最終話でミントがとる行動は、その決心の現われ」と教えてくれた。
本当に人生を変えることになるのは誰?
これまで毎回、クールミントがステージで踊るたびに、誰かの人生が変わってきた。
サチが進むべき新しい道を見つけ出し、安藤が自分の生き方に自信を取り戻し、
そしてケンも過去の呪縛から抜け出して、未来に希望の光を見出すことができた。
そして最終話、本当の意味で人生を変えることになるのは、テレビの前のあなたかも。
「人は、ハートに導かれて体を動かせば、望む場所にたどり着ける」
繰り返し出てくるこのセリフ。これも栗山監督の言葉
「『こうなりたい』と思った時、人は頑張れると思う」を彷彿させる。
侍ジャパンの勇姿と共にこのメッセージも受け取ってほしい。
サチ(井桁弘恵)たちを集めたクールミント(武田真治)が、おもむろに誘拐の計画を語り出す。相手は、かつて自分を捨てた母親だから大丈夫と言うが…。真意を図りかねるサチだったが、妙案を思いつき、母親・さやか(宮崎美子)とミントを再会させることに成功。ほっとしたのもつかの間、さやかの現在の夫・源次郎(堀内正美)の発言で、事態は思わぬ方向へ動き出す――。ミントが店を閉めてドラァグクイーンも引退しようとしているのでは…と憶測も飛びかう中、ミントを心配するサチと今後の人生を考え始めたケン(古川雄輝)との間にも距離が生まれて…。クールミントが選ぶ道は?そしてサチたちの三角関係の行方は?夢と希望あふれる最終回!
【放送日時】2023年3月25日(土)24時10分~25時05分(予定)
【原 作】『バックステージ・イン・ニューヨーク』(オーツカヒロキ/forcs刊)
【脚 本】櫻井智也 下田悠子
【音 楽】平本正宏
【主題歌】ALI 「LONELY LONELY」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【演 出】池田千尋
【企 画】市野直親(東海テレビ)
【プロデューサー】後藤勝利(東海テレビ) 齋藤寛朗(カズモ)
【協力プロデューサー】松本圭右(東海テレビ)
【制 作】東海テレビ カズモ