前回、治験の始め方について触れましたが、
「実際、治験に参加すると、どんな感じなのか?」
「参加しての感想を聞きたい」と思った人も多いことでしょう。
そこで今回、私が治験に参加した時の体験談をお話します。
通院治験は薬を飲んで数回採血、日当1万円ほど
治験には、大きく分けて「通院」と「入院」の2タイプがあります。
まず「通院」ですが、一例として、私が以前参加した
ある医薬品についての治験の体験談をお話します。
この時は5回通院で、最後まで参加した人には
負担軽減費60,000円が支払われました。日当にすると12,000円です。
拘束時間は9:00~15:00の6時間なので、時給にすると2,000円です。
毎回、朝食は摂らずに9:00に集合。
最初におにぎり2個を支給されて食べ、治験薬を2錠飲みました。
その1時間後から1回目の採血。
それから1時間ごとに採血を4回くり返し、終了しました。
採血と採血の間の1時間は自由時間で、
椅子に座っていれば、本を読んだり、PCをやっていても可です。
ただし、眠るのは厳禁。
居眠りするとスタッフから「寝ないでください」と起こされます。
でも、それさえ気をつければOK。時給2,000円はオイシかったです。
その他にも、いろいろな治験に参加しましたが、
大体、午前中に集合して、簡単な説明を受けた後、採尿と採血。
それから治験薬を飲み、しばらく時間をおいて採血・・・
大体2~3回ほど採血して終了する場合が多いですが、
塗り薬の治験など、まったく採血をしない案件もあります。
通院1回あたりの拘束時間は3時間ほどで、
負担軽減費は7,000~10,000円ほど、というケースが多いです。
入院治験は自由時間もたっぷり 数十万円の高額案件も!
もう一つ、「入院」の方ですが、
短い時は1泊2日、長い時は2週間以上の案件もあります。
当然期間が長くなるほど、負担軽減費は高額になり、
2週間以上だと、20~30万円になることもあります。
※詳しくは、治験情報サイトで確認しましょう。
ただ入院については、条件が20~40歳くらいまでの案件が圧倒的に多いので、
50代の私は、残念ながらまだ参加したことがありません。
なので、これまでに何度か入院治験を経験している
30代の友人に話を聞いてみました。
入院の場合は、試験ごとに起床時間・消灯時間が決められていて、
一日に何回か、採血・採尿が行われるケースが多いです。
それ以外は自由時間なので、自分の好きなことをして過ごせます。
好きな小説や漫画や持ち込んで読みまくったり、
PCを使って仕事をしたり、ブログを書いたり、
中には大学のレポートを仕上げる学生さんもいます。
施設によっては、漫画やDVDを借りることもできますよ。
要は、施設内にいて、他の人たちに迷惑をかけなければ、
基本、何をやっていてもOKだそうです。
もちろん、治験、医療施設ごとにできること、できないことがあるので、
疑問があれば、各治験のスタッフに問い合わせましょう。
※ちなみに、私は以前(治験ではなく病気で)入院した時、
PCを持ち込んだものの、病室ではWi-fiが使えず、ネットができませんでした。
Wi-fiが使えるかどうかは、スタッフに確認しておきましょう。
まとめ
以上、治験の体験談をまとめて紹介しました。
通院でも入院でも、特に難しいことはありませんが、
とにかく待機時間が多いので、何も持っていないと結構ヒマです。
本やPCなどを持っていくと良いでしょう。
治験に参加する際は、
「前日は21:00までに夕食を済ませ、当日は朝食を摂らない」
など細かい注意事項があるので、きちんと守って参加しましょう。