今まで何も副業をやったことのない人でも、
割と手軽に始められるものの一つとして「治験」があります。
治験とは、新しい医薬品の候補を成人に使用して、
その有効性や安全性などを確認するために行われる臨床試験のこと。
参加すれば、「負担軽減費」として謝礼がもらえます。
今回は、治験の始め方を紹介します。
治験に参加するには、まずサイトで情報をチェック
「薬の臨床試験」と言うと、かつては「怪しい仕事」というイメージがありました。
私が学生だった数十年前は「試験の薬を飲んだら、副作用で髪の毛が抜けた」
なんておかしな噂もあったりして・・・ww
でも実際には、そんなことはありません。
治験は、決められた条件で厳選された医療機関によって、厳格な規定のもとに実施されています。
そして使用される薬は、それ以前に、厳しい審査をクリアしているものなので、
安全性はかなり高いと言えます。
(もちろんリスクがゼロとは言えませんが、ゼロに近いでしょう)
私も、私の知人、友人も何度も参加していますが、
「おかしな副作用が出た」という話は聞いていません。
現在も、各地でさまざまな種類の治験が行われています。
たとえば、下記のような治験情報サイトに登録すると、
これから行われる治験の情報を知ることができます。
サイトから申し込み→条件確認→治験参加の流れ
上記のサイトでチェックすると、このような案件が見られます。
全体的に見ると、「緑内障」や「糖尿病」など、
ある特定の既往症がある人を対象とした案件が多いのですが、
特に既往症がなくても、「健康な成人」を対象とした案件もあります。
ここで気に入った案件があれば、申し込みフォームから申し込みます。
すると後日、担当者から電話がかかってきて、10~15分程度の条件確認が行われます。
(「今、飲んでいる薬はありますか?」「これまでの手術経験は?」など、
いくつか質問されるので、それに答えていきます)
条件確認が終わると、日程を決めて、治験参加となります。
普通のバイトより効率良し 入院治験はかなり高額に
治験は、主に身長・体重測定、血圧測定、採血、採尿などが行われ、
拘束時間3~4時間で7,000~10,000円ほどの負担軽減費が支払われます。
(もちろん案件にもよりますが、概ね普通のバイトよりは効率が良いです)
治験には、通院と入院がありますが、
上記の例にもあるように、入院の場合は、負担軽減費がかなり高額になります。
入院治験は40歳までの場合が多いですが、中には50歳以上の案件もあります。
参加可能な人は、ぜひチェックしてみましょう。
また1回治験に参加すると、その治験終了後、
3~4ヶ月は次の治験に参加できなくなるので、気をつけましょう。
参加途中で落とされることもよくある!?
治験に申し込むと、条件確認→事前検診→本試験と進みますが、
条件確認や事前検診の段階で「条件に合わない」と落とされてしまい、
本試験まで進めないケースも結構あります。
私はもともと尿酸値が高めなので、治験の事務局から
「尿酸値の試験を受けませんか?」と呼ばれて参加することがよくあります。
でも大抵は事前検診の段階で落とされています。
尿酸値が8.0以上なら問題ないのですが、私は7.0とか中途半端なので、ダメなんでしょうね。
(もちろん、事前検診に参加した分の協力費はもらえますが・・)
本試験に進んだ後も、たとえば5回通院の治験があったとして、
2回目の治験が終わったところで、落とされることもあります。
(落とされた理由は教えてもらえません)
何が言いたいかと言うと、治験で落とされることはよくあることなので、
いちいち気にすることはない、ということです。
途中で落ちてもクヨクヨせず、また別の案件を探しましょう。
まとめ
治験は「負担軽減費」が比較的高額であることもメリットですが、それだけではありません。
新しい医薬品の開発に直結する仕事なので、その分、社会的意義も高く、
世の中に貢献する満足感も得ることができます。
次回は、私が実際に治験に参加した時の体験談をお話します。
こちらから。