資料提供=東海テレビ放送
料理を通じて清美(桜田ひより)の成長を描く、ハートフル“グルメ”ドラマ
『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系)は残すところあと2回。
最終回直前、清美が料理人になる決意を固めると同時に、
今まで知らなかった善次郎と清美の父の関係が明かされる。
清美を演じる桜田ひよりを支えてきた渡部篤郎、窪塚愛流、工藤美桜らが
このほどクランクアップ、現場からコメントが届いた。
渡部篤郎「ドラマを通してのいい出会いが、自分にとっての財産」
「定食屋の主人」という普段とは少し異なる役柄を、
抑えた演技で魅せてくれた、中江善次郎役の渡部篤郎。
最後のシーンは清美や清正と鍋を囲む、自宅の居間でのシーンだった。
「阿吽」閉店後という設定なのでジャージの上下というくつろいだ雰囲気だが、
鍋の蓋を開けてどう取り分けるのかなど、
細かな動きの部分まで監督と入念に打ち合わせていく姿が印象的だった。
そしてクランクアップを迎えると、居間のセットを取り囲むようにスタッフが集まり、
渡部に拍手が送られた。
桜田が握手を求め、一方の窪塚は深々と頭を下げ、感謝を伝えた。
「料理を扱う番組には、大切なことが三つあります。まぁ、それはさておき(笑いながら)、いろんな作品でさまざまな出会いがあるんですけれど、何より僕はいいスタッフと共演者に出会えることが財産だと思っています。今回もとてもいい出会いになりました。ありがとうございました」
窪塚愛流のクランクアップに、駆け付けたのは・・・?
清正役の窪塚愛流は、親友でありサッカー部の仲間である
小野(田中奏生)、中澤(小林拓司)と共に「阿吽」近くの商店街を歩くという、
屋外のシーンでクランクアップ。
商店街の一角でスタッフに囲まれながら挨拶をしようとすると、
そこに花束を持って登場したのは桜田ひより!
一足早く撮影を終えていたが、窪塚のクランクアップを祝うため、待っていたのだ。
突然の登場に一瞬戸惑ったような表情を浮かべた窪塚だったが、
うれしそうに桜田から花束を受け取った。
「いやぁ、寂しいです。以前、桜田さんとお芝居をさせてもらった時に、今の自分の基礎にもなっていることを教えてもらいました。そして今回、お互いに成長して再会できて、さらに渡部篤郎さんという大先輩とご一緒できたことで、固まりかけていた「自分の芝居」をまた壊すことができました。もっとお芝居を頑張らなければと思いました。皆さんのお陰で最後まで駆け抜けることができて、とても感謝しています」
工藤美桜「食への関心より深まった」
そして鈴代桜役の工藤美桜は、桜の実家でクランクアップ。
撮影は、都心から車で2時間近くかかる自然豊かな郊外で行われた。
清美のサポートを受け桜が初めて料理にチャレンジするなど様々なシーンを撮影、
最後は2人がすっかり打ち解け枕を並べて休むというシーンでアップとなった。
「未熟な点もあったかと思いますが、この作品に参加できて本当にうれしかったです。鈴代桜を演じることで私自身の食に対する関心もより一層深まったし、人と人とのつながりといった温かな部分を感じることができて、とても良かったです。そして桜田さんのそばでお芝居をさせていただいたことは、とても勉強になりました。また皆さんとご一緒できるように頑張ります。本当にありがとうございました」
約2カ月にわたり、キャストとスタッフとで作り上げてきた
『あたりのキッチン!』もついに来週で最終回。
料理人を目指す清美が、最後にどんな道を選ぶのか、ぜひ見届けたい。
料理人になりたいと打ち明けた清美(桜田ひより)に対し、「あなたをうちの店に置いておくわけにはいかない」と告げた善次郎(渡部篤郎)。実は善次郎と清美の父は、かつて料理人として同じ料亭で働いていたのだった。今まで打ち明けられなかったことを詫びつつ、「お父さんと同じ道に進もうとするあなたには、ちゃんとした場所で才能を伸ばしてほしい」と一流店での修業を勧める善次郎。そして『和食おおそね』の採用試験のため、清美は善次郎に調理の基礎から教わることになるのだが…。
【放送日時】2023年12月16日(土)23時40分~24時35分
【出演】桜田ひより 窪塚愛流 工藤美桜 峯村リエ 原沙知絵 / 渡部篤郎
【原作】白乃 雪 「あたりのキッチン!」(講談社アフタヌーンKC)
【主題歌】ざきのすけ。「オレンジ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【オープニング曲】松田今宵「甘じょっぱい」(SDR)
【制作協力】共同テレビ
【制作著作】東海テレビ